「高田第一中」案を検討へ、西側地区中学校づくり協議会/陸前高田市

▲ 校名や校歌を新しくするか否かが話し合われた=市役所

 陸前高田市の西側地区統合中学校づくり協議会(村上誠治会長)は28日、同市役所で開かれた。市立第一中学校と気仙中学校が来年度統合されるにあたり、校名や校歌をどうするかが引き続き話し合われ、新校名を「高田第一中学校」にする案で一致。市教育委員会はこれを踏まえたうえで、正式な校名を検討することになった。

 同協議会は、市の西部5町にある第一中と気仙中、高田、矢作、竹駒、横田、気仙の5小学校のPTA会長と学校長、各地区コミセン会長、市教委で構成される諮問委員会。2回目の会合となったこの日は前回に続き、新設校における校名・校歌・校章について協議した。
 A~Dまでの四つの検討案のうち、委員の意見は「校名、校歌、校章をすべて新しくする」A案と、「校歌を引き継ぎ、校名、校章を新しくする」C案の二つに分かれた。
 「校歌のみ引き継ぐ」とするC案を推す委員は、「一中の正式名称は『市立第一中学校』だが、校歌の歌詞は『高田第一中学校』となっている。陸前高田全体を表す『高田』という言葉が入っていることや、校歌を変える負担がないこと、部活のユニホームを変更せずに済むことなどからも、高田第一中とするのが良いのでは」などと説明した。
 気仙町側のPTA側からも、「統合にあたっては、『気仙と第一の両方を閉校し、新設校にする』ということで、一中側には最大限の譲歩をしてもらったと思っている。『すべてを変えるのではなく、残せるものは残したい』という一中サイドの意向もあったので、校歌を残すのが良いのでは」といった意見が出された。
 一方では「校歌も新しくしたほうが、本当の意味で新設校になる」「校歌を引き継ぐとなると、歌詞にある『高田第一中』以外の名称の選択肢がなくなる」として、「すべて新しくする」A案を推す声もあったが、協議会としては「校歌を引き継ぐ」案で結論を出した。
 最終的には市教委が協議し、決定を下すことになるが、これによって校名は「高田第一中学校」が有力候補となった。委員からは、「現在も『市立第一中』ではなく『市立高田一中』が校名だと思っている市民はいる。もし『高田第一中』に決まった際には、それが新しい名前であることをよく周知しなければ、吸収統合されたかのように感じる人も出てくるのでは」という意見も出されていた。
 協議会では今後、制服・運動着のデザインの変更の有無、校章の決め方などについて検討していく。