夏の高校野球県大会/大船渡が初戦を突破、住田はコールド負け(電子新聞に別写真あり)

▲ 【大船渡─盛岡北】二回、大船渡は2番・新沼の適時打で菊池寿が生還=森山総合公園野球場

あす、高田と大船渡東登場

 

 第99回全国高校野球選手権岩手大会は2日目の8日、金ケ崎町の森山総合公園野球場などで1、2回戦合わせて9試合が行われた。気仙勢は、1回戦から登場の住田がコールド負けを喫したものの、大船渡が初戦となる2回戦を勝ち上がり、3回戦進出を決めた。
 大会には、県内から68チームが出場。甲子園への出場権一つをかけ、20日(木)までの予定でトーナメント戦を行っている。
 気仙勢はこの日、住田が森山総合公園野球場第2試合で一関第二と対戦し、0─10の六回コールド負けで初戦敗退。同球場第3試合に臨んだ大船渡は、盛岡北との接戦を5─3で制し、3回戦に駒を進めた。
 気仙勢はこのあと、10日の2回戦に高田と大船渡東が登場。高田は花巻球場第3試合(午後2時)で一戸と、春に東北大会出場を果たしたシード校の大船渡東は県営球場第3試合(同)で一関第二と顔を合わせる。初戦突破の大船渡は、12日の県営球場第2試合(午前11時30分)で花巻南と対戦し、4回戦進出を目指す。


終盤迫られるも逃げ切る/大船渡

 

 大船渡は二回、2死二塁の場面で9番・菊池が中前適時打を放ち、その後も連続安打でこの回2点を先制。四回、六回にも1点を挙げ、リードを広げた。
 その後、五回に1点を失った大船渡は、八回にも2点を奪われ、さらに2死二、三塁で逆転のピンチを迎えたが、3番手で登場した1年生投手の佐々木朗が後続を断ち、チームの窮地を救った。
 続く九回は、1死から7番・尾﨑が二塁打で出塁し、敵失で生還して貴重な1点を追加。その裏を無得点に抑えてリードを守り抜き、初戦突破を果たした。
大船渡
020101001|5
000010020|3
盛岡北
(大)前川、佐藤健、佐々木朗─熊谷
(盛)吉岡、新井、本堂─佐々木
 ▽二塁打=尾崎(大)


守備も乱れて大量失点/住田
 
 

【住田─一関第二】初回、ピンチの場面でマウンドに集まる住田の内野陣=同

【住田─一関第二】初回、ピンチの場面でマウンドに集まる住田の内野陣=同

住田は初回に先制点を奪われ、二回には四球や守備の乱れなどから4点を失った。
 さらに四回、長短4安打を浴びて3点、六回には失策も絡んで2点を追加され、0─10と大量リードを許した。
 劣勢が続いた住田は五回、2本の安打と四球で無死満塁のチャンスを迎えたが、後続が併殺打に倒れるなどして無得点に終わった。
住 田
000000|0
140302x|10
一関第二
(六回コールド)
(住)菊池─大谷
(一)小山─千葉満
 ▽二塁打=小山、千葉満(一)