立ち寄り所を開設、キャッセンに18日まで/大船渡署駅前交番 (別写真あり)

▲ 立ち寄り所の看板を設置する髙橋署長㊧と赤坂会長=キャッセン大船渡

 大船渡市大船渡町のキャッセン大船渡に15日、大船渡警察署大船渡駅前交番の立ち寄り所が開設された。18日(金)まで警察官が常駐し、各種業務にあたるもの。同日は開所式が行われ、署員たちがキャッセンへの来客や市民と寄り添って活動していくことを誓った。
 東日本大震災津波で全壊した大船渡駅前交番は現在、同署内に交番機能を移しており、来年度中の再建・開所を目指して、計画が進められている。
 立ち寄り所の開設は、お盆期間中の観光客の増加や交通量の増大に対応するもの。キャッセン大船渡が有料のコミュニティスペースを無償で貸し出すなど協力した。
 この日の開所式には、同署の髙橋仁署長ら10人が出席。来賓に招かれた大船渡駅前交番友の会の赤坂エツ子会長は「立ち寄り所は、キャッセンで働く人たちの心の支えになる。この時期は帰省客や交通車両も増えているので、若さと行動力で頑張ってほしい」とあいさつ。
 駅前交番の佐藤貢所長の開所申告を行ったあと、髙橋署長が「キャッセン大船渡の協力により、施設内に立ち寄り所を作ることができた。短い期間ではあるが、これまでより地域のみなさんに近い場所で、心から寄り添い、ふれあう活動をしてほしい」と訓示。キャッセンをはじめとした新しいまちの現状把握に努めるとともに、〝身近な警察官〟としての活躍を期待していた。
 立ち寄り所の開設時間は午前10時~午後4時までで、佐藤所長ら3人の警察官が常駐する。