元気よく新学期、小中学校で始業式ピーク/気仙(別写真あり)

▲ 担任の問いかけに元気よく手を挙げる1年生たち=大船渡小

 気仙の小中学校で18日、2学期の始業式がピークを迎え、夏休み中に一段と成長した子どもたちが元気に登校した。充実した休みを物語るように日焼けした児童・生徒たちが、久々に再会した級友と夏休みの思い出に花を咲かせる姿が見られるなど、学びやににぎわいが戻った。

 

 校舎ににぎわい戻る


 この日、始業式が行われたのは、気仙3市町の17小学校と8中学校。
 このうち、大船渡市の大船渡小学校(長澤敏之校長、児童159人)の始業式では、長澤校長が「夏休み中は普段、学校でできないことを経験して、いろいろな思い出ができたと思う。2学期は長く、さまざまな行事が次々と行われるので、一つ一つに自分なりの目当てを決めて、どれだけ力がついたか確認しながら過ごしてほしい。みんなで助け合いながら一生懸命勉強し、体を鍛えながらがんばっていこう」と呼びかけた。
 児童代表の3人が夏休みの思い出や2学期の目標を発表したあと、全員で校歌を歌い、遠足や学習発表会といった多くの学校行事が行われる新学期に向けて気を引き締めていた。
 式後は、各クラスでホームルームが行われ、児童たちがそれぞれの2学期の決意を発表しあい、目標を持ちながら学校生活を送っていくことを誓っていた。
 初めての夏休みを終えた1年生の教室では、児童らが担任から2学期の行事予定などの説明を受けたあと、「夏休みで思い出に残ったことは?」という問いかけに、元気よく手を挙げて発表していた。
 新沼にこさんは「猪川町のおばあちゃんの家から出かけた夏祭りが楽しかった。2学期はプールを頑張りたい」と笑顔で話していた。
 気仙の小中学校では、21日(月)までに全学校で始業式が行われる。