10月14日に鏡岩でハンモック体験、親子参加募集中/上有住

▲ 鏡岩上流部に広がるカラマツ林を生かし、初の「ハンモックイベント」を計画=上有住

 住田町上有住の鏡岩・せせらぎ公園で10月14日(土)午前9時30分〜午後0時30分に、公園内のカラマツ林を生かした初のハンモックイベントが開催される。上有住を中心に、観光振興につながる地域資源の掘り起こしを進める町地域おこし協力隊員の金野正史さん(30)が企画。絵本の読み聞かせも予定しており、親子連れの参加を広く呼びかけている。

 

 カラマツ林で「ゆらゆら」を

   地域おこし協力隊員が企画

 

 金野さんは今年3月に着任。新潟県にある国際自然環境アウトドア専門学校で自然ガイドやキャンプ、地域づくりなどを学び、旅行会社では添乗員業務や観光地の手配などを業務としてきた。
 現在は、上有住地区公民館を拠点に活動。「地域資源プロモーター」として、景観や観光名所、特産品などの掘り起こしや情報発信などの役割が期待されている。
 今回のイベントは「野外体験をあまりしない層でも楽しめる自然」を知ってもらい、地区全体への関心喚起などにつなげようと企画。丈夫なひもや布生地を木々につるすハンモックは、自然の中で揺られながら横になることで、リラックス効果などが期待できるという。
 金野さんが用意するハンモックは1人用を予定。持参も可能。各参加者が気に入った場所を見つけ、金野さんらからアドバイスを受けながら取り付け作業を行ったあとは、秋のさわやかな風や木漏れ日を浴びながら、自由に「ゆらゆら」を楽しんでもらう。
 開催時間中は、大船渡市のNPO法人「おはなしころりん」による読み聞かせも。絵本や児童書、小説などを並べる「森の出張図書館」も設けられる。
 このほか、希望者には空中に張ったベルトの上で飛び跳ねるなどして技を楽しむ「スラックライン」の体験会も企画している。
 金野さんは「外でやろうと思っても、なかなか場所がなかったりする。気軽に参加して、地域の魅力を体感してほしい」と、期待を込める。
 対象は気仙3市町の親子で、先着10組。1組あたりの参加者は3人以上でも可としている。
 参加費は無料。申し込み期限は10月12日(木)。問い合わせ、申し込みは上有住地区公民館(℡48・2013)か、金野さんのメール(sumitain4@town.sumita.iwate.jp)へ。