古澤君(越喜来小)が5位に、全日本ジュニア音楽コンクールの全国大会・ピアノ部門

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古澤蒼大君

 第33回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール(東京国際芸術協会主催)の全国大会・ピアノ部門はこのほど、東京都内で開かれた。大船渡市の西村元希ピアノ教室に通う生徒のうち、古澤蒼大君(越喜来小3年)が小学生中学年の部で5位に入賞したほか、坂本優奈さん(盛保育園年長)がキッズの部で奨励賞を受賞。それぞれ特訓の成果が実を結び、大きな結果を残した。

 

 

坂本さん(盛保育園)は奨励賞 

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坂本優奈さん

 

 同コンクールは、器楽や声楽、作曲などを学ぶ国内の就学前児童~大学生を対象に、年2回のペースで開催されているもの。ピアノなど8部門があり、各地で行われる予選、本選の通過者が全国大会に進める。
 今回、全国大会のピアノ部門には、キッズ~大学生の全7部に約270人が出場。気仙からは、ピアニストの西村さんから指導を受けている生徒8人が挑んだ。
 各部の審査では、演奏技術に応じ、1~5位、審査員賞、奨励賞、入選(キッズの部は1~5位なし)の該当者を決定。
 このうち、小学生中学年(3~4年)の部には49人が出場。審査の結果、1、2位が該当者なしとなり、古澤君は上級生もいた中で上位に入った。
 古澤君は、昨秋行われた第31回コンクールの同部門小学生の部(1~2年)で審査員賞を受賞。その後も、他ピアノコンクールの全国大会で最高賞をとるなど力をつけ、低学年から中学年へとレベルが上がった今回、成長の〝足跡〟を残した。
 古澤君は「レベルの高いコンクールで上位入賞できてうれしい。本番では、曲の中間部で歌うように表現するところを速く弾いてしまったので、今後の課題にしたい」と向上心をのぞかせる。
 一方、15人が出場したキッズの部(未就学児)では、坂本さんが奨励賞を受賞。初めての全国の舞台で緊張もあったが、普段通りの演奏を見せ練習の成果を発揮した。
 坂本さんは「初出場で不安もあったけど、奨励賞をもらえてとてもうれしい。これからもレッスンを重ねて、いろいろな曲を弾きたい」と意欲をみせる。
 入賞した古澤君と坂本さんは、12月に東京のサントリーホールで開かれる披露演奏会への出場権を得た。
 このほか、西村さんの門下生で磯谷美空さん(赤崎小1年)、荻野桃妃さん(猪川小2年)、廣瀬ばんびさん(同)、浅沼凜花さん(吉浜小2年)、鈴木咲虹さん(日頃市小3年)、斉藤桜生君(越喜来小6年)、一関市の千葉野乃花さん(一関小1年)が入選となった。
 西村さんは「みんないつも通りの力を発揮し〝大健闘〟だった。大舞台に立った経験を生かし、これからもしっかりと練習、レッスンに臨んでほしい」と成長に期待していた。