復興支える力にエールを、宮川大助・花子さんら公演 市役所や仮設住宅訪問(別写真あり)
平成29年11月10日付 7面
大船渡市の復興応援特別大使を務めるお笑いタレントの宮川大助・花子さんが8、9の両日、弟子らとともに同市入りし、市役所や応急仮設住宅などを訪れた。このうち市役所では「応援公演」を開き、東日本大震災からの復興を支える職員らに笑いを通じてエールを送った。2人は先日決まった紫綬褒章の受章も報告し、市民らと喜びを分かち合いながら「次は勲章のお披露目に来ます」と再訪を誓った。
紫綬褒章の受章も報告
夫婦漫才で活躍する大助・花子さんは平成21年、吉本新喜劇50周年記念公演で来市。このときに大船渡との縁が生まれ、震災発生直後から支援を行ってきた。
25年には、市が2人を復興応援特別大使に委嘱。その後も毎年大船渡を訪れ、復興へと歩む市民らに寄り添い、笑いと元気を届けている。
今年は、大助さんが腰を痛めるなどして入退院を繰り返した。一方で、長年にわたる活躍が認められ、紫綬褒章の受章が決定。今回は、大助さんの回復と受章を報告したいとして、4月の大船渡駅周辺地区第2期まちびらき以来、半年ぶりに2人そろって大船渡を訪れた。
市役所では「大船渡の復興業務に汗を流す職員を応援したい」と、8日夜に公演を実施。職員や市民ら約100人が集まった。
「ひと足早いクリスマス復興花月」と銘打った公演には、大助・花子さんや宮川隼人さん、宮川さゆみさん、宮川たま子さん、マイクタイム、小宮ひろあきさん、T137、オリオンリーグが出演。漫談や漫才、バルーンアート、歌などをにぎやかに繰り広げた。
大助・花子さんは後半に登場。花子さんは「今年は皆さんにご心配をおかけしました。腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症、感染症、グラム陽性菌敗血症、それに伴う診断書3通」と大助さんがかかった病名を挙げ、「どうしようかと思っていたが、今年は最後に紫綬褒章をいただきました」と報告。「ご心配をおかけした分、〝元気になりました〟という言葉だけじゃなく、いいお土産ができた」と話した。
2人は大助さんの病気をネタに、テンポのいい掛け合いを披露。会場を何度も笑いの渦に巻き込んだ。
大助さんは「(回復が)きょうに間に合ってよかった。来年大船渡では、第3期のまちびらきがあると聞いている。呼んでください」と呼びかけた。
その後は、被災地の教訓をラップ調の楽曲にした『てんでんこRap』など、花子さん、大助さんらがオリジナル曲を披露。2時間余りにわたって楽しい時間を届け、職員らをねぎらった。
戸田公明市長は「心温まる歌やお笑いの数々で励ましてくださった。また大船渡に戻ってきてほしい」と謝辞。褒章の受章も祝福した。
一行は今回、長洞仮設住宅や五葉温泉にも訪問。市民らと交流を深めた。大助さんと花子さんは「褒章はみんなで授かったもの。次に来たときには、市民の方々と勲章をかけ、記念写真を撮りたい」と話し、再訪と応援の継続を誓っていた。





