シンボルロード供用へ、北幹線も暫定的に/1月に高田地区で道路切替等

 陸前高田市の高田地区土地区画整理事業に伴い、来年1月に同地区内で道路の切り替えが行われる。事業の進ちょくにより、まちの平地部から高台部までの南北を貫き、大地震発生時などの主要避難道となる「シンボルロード(曲松中和野線)」の一部や、高台部の東西を走る「北幹線(西和野山苗代線)」が、それぞれ暫定的に供用開始される。
 1月4日(木)には同地区高台③西工区が供用開始。工区内を通れるようになるほか、すでに供用中の道路とも接続する。
 同23日(火)午前中には、国道340号において切り替えが行われ、東側のかさ上げ道路につながる。同日午前5時30分ごろには中川原長砂線でも切り替えがあり、南側の「南幹線」とつながる。この切り替えに伴い、BRT駅・県バス停「高田高校前」が、これまでより西側の「シンボルロード」付近へ移設される。
 29日(月)午前10時ごろには、「シンボルロード」の一部と「高田北幹線」が、それぞれ暫定供用を開始する。
 シンボルロードは復興祈念公園と市街地をつなぎ、山側へと抜ける広幅員の避難路。高田北幹線は高台区間を東西に結ぶ路線で、将来的にはアップルロード(大船渡広田陸前高田線)へ接続する。高田北幹線は高台⑤と⑥内を通り、同日には高台⑤工区内の道路も供用が始まる。 
 市は市民らに対して、道路上の設置看板などに留意し、通行の際は十分に注意するよう呼びかけている。
 道路の切り替え、供用開始などの箇所は別図。
 問い合わせは、市街地整備課区画整理係(℡54・2111内線443)まで。