新年のまち活気づける、新春四大マラソン大会/大船渡(動画あり)
平成30年1月9日付 7面

大船渡新春四大マラソン大会(同大会実行委、岩手陸上競技協会主催)は8日、大船渡市盛町の市民体育館付近を発着点とするコースで開かれた。気仙内外から参加した選手1600人余りが8種目に出走。冬の大船渡路で力強い走りをみせ、新年のまちを活気づけた。
1600人超が出走
大会は、昭和27年から続く伝統的な催し。県内マラソン大会の幕開けを飾る、新春の〝風物詩〟として定着している。
今回は、「第67回10マイルロードレース県大会」「第58回10㌔ロードレース県大会」「第67回県南地区駅伝競走大会」「第66回県南地区中学校対抗駅伝競走大会」の4大会を併催。県教委や市体協などが共催し、市陸上競技協会が主管した。
前日の7日に市民体育館で開始式が行われ、大会長の戸田公明市長が選手らを激励。大船渡中2年の及川美麗さんが、選手宣誓で最後まであきらめず走り切ることを誓った。
迎えた当日は、個人、駅伝合わせて8種目に、前年と同じ1665人(速報値)が出場。午前9時、スターターを務めた戸田市長が号砲を鳴らし、10マイルロードレースの選手らが威勢良くコースに飛び出した。
このあと、順次スタートを切った選手らは、冬の寒さをはねのけるような勢いで各コースを力走。途中、歯を食いしばり苦しそうな表情をみせる選手もいたが、道路沿いに並んだ観客から声援を受け、完走を目指した。
10マイルロードレースで優勝を飾った石巻市の大橋真弥さん(24)は「2年連続の優勝となりうれしい。きょうは天候がよく、すごく走りやすかった。声援にも支えられ、がんばることができた」と満足顔。
中学校対抗駅伝の女子種目でアンカーを務めた村上愛華選手(末崎中1年)は「練習の成果を本番で発揮することができたのでよかった。みんなでうまくタスキをつなぎ、最後は思いっきり走り抜いてゴールできました」と笑顔を見せていた。
大会結果は後日掲載予定。