笑いと涙の大大大感謝祭、FMねまらいんが開局5周年記念イベント/大船渡(別写真あり)

▲ 人気番組の公開収録などが行われた記念イベント=KESEN ROCK FREAKS

 大船渡市にあるコミュニティFM「FMねまらいん」の開局5周年記念イベント「笑いと涙の大大大感謝祭」は15日、大船渡町のキャッセン大船渡内にあるライブハウス「KESEN ROCK FREAKS」で開かれた。公開収録や音楽ライブを行い、開局からの5年間を支えてくれた地域やリスナーに感謝の気持ちを伝えた。
 FMねまらいんは、NPO法人防災・市民メディア推進協議会(鈴木英彦理事長)が運営。東日本大震災による臨時災害放送局「おおふなとさいがいFM」を引き継ぐ形で、平成25年4月5日に開局して以来、地元に密着した最新ニュースや災害情報、地域住民らがDJを務める番組などを放送している。
 記念イベントは2部構成で、第1部では、ねまらいんの人気番組「まず、ねまらっせ」や「三遊亭楽大のばばばラジオ」、県内のFM放送局などで活躍する高橋ちえさんと落合昭彦さんによる特別トーク番組などを公開収録。来場者らは、普段は見られない収録の様子を興味深そうに眺めながら、DJたちのトークを楽しんだ。
 続いて、ねまらいんの番組DJとパーソナリティーの田村華恵さんによる「はなちゃんタイム」や、協賛企業の提供によるプレゼントコーナーなども行われた。
 第2部で行われた音楽ライブには、地元のサンドパイパースオーケストラ、TILITILI、キャバーンビート、CCKR、THE HURANSの5組が出演。
 このうち、社会人ビッグバンドのサンドパイパースオーケストラは、『いい日旅立ち』『美女と野獣』など計6曲を演奏。大迫力のステージを披露し、観客たちを沸かせていた。
 及川透子局長(34)は「ここまで続けてこられたのは、リスナーや出演者のおかげ。みなさんの前で収録を行う機会はあまりないので、こうしたイベントを開くことができて良かった。これからも地域に寄り添った放送を行っていきたい」と住民らへの感謝の言葉を述べ、今後の意気込みを語っていた。