浜の魅力 新たな形で発信、「ピクニッククルーズ」開始/大船渡(動画、別写真あり)
平成30年4月22日付 1面

クルーズでは釣りもでき、釣った魚はその場で焼いて試食することもできる=同
大船渡市三陸町綾里の漁船・恋し浜権現丸(佐々木淳船長)が、乗船客体験型の「恋し浜ピクニッククルーズ」を開始した。「家族や友人同士、遠足気分で船を楽しんでもらおう」と企画されたもので、越喜来湾内を船で周遊し、船上でさまざまな企画を行う。現役漁師の案内のもと、気軽に海に親しんでもらうことで、浜の魅力を伝えるという新たな試みが始まった。
綾里の漁船・恋し浜権現丸
遠足気分で海と親しむ
ピクニッククルーズは、以前からホタテ養殖場見学などを開催していた佐々木船長(47)が「(養殖場見学より)もう少し長い時間、海に滞在してもらい、ピクニック気分で海を楽しんでもらおう」と発案したもので、3月末に第1回目のクルーズを実施。権現丸のフェイスブックも立ち上げた。
クルーズ中、漁船は越喜来湾を周遊。船上で釣った魚をその場で焼いて試食できるほか、ホタテ養殖場の見学・養殖体験、東の海から昇る朝日の観賞など、さまざまな体験が楽しめるという。
21日早朝に行われた2回目のクルーズでは、「さかな芸人」のハットリさん(29)による船上ライブが開催された。「300種類の魚を釣るまで、自分が釣った魚しか食べない」というチャレンジをしながら全国行脚しているというハットリさんは、魚にちなんだ〝ネタ〟を披露し、乗客を沸かせていた。
これと前後して、乗船客らは朝日を浴びながら越喜来湾内で船釣りを体験。釣り糸を垂らしながらスタッフと交流を深め合い、ヒガレイやアイナメなどを釣り上げては歓声を上げていた。
参加者の一人、蟻川文太郎さん(26)=日頃市町=は「今回は船上ライブだったが、いろいろな企画ができて面白い。釣った魚をその場で焼いて食べられるというのも楽しいし、気軽に参加できる」と笑顔で話していた。
佐々木船長は「(ピクニッククルーズは)穏やかな湾内だからこそ楽しめるもの。日ごろのストレス解消などにも役立てると思うし、気軽に楽しんでもらえれば。季節によっては、水揚げしたホタテなどを食べてもらうこともできると思うし、他にもいろいろなお客さんの要望に応えていきたい」と企画に手応えを感じている様子。
また、「家族や友人間で交流を深めるのはもちろん、子どもたちや若い人たちが海とふれあえば、漁業に興味を持ってくれることもあるかも」と話し、将来の担い手が現れることも期待していた。
クルーズは随時開催していく予定。
詳細の確認や問い合わせは、恋し浜権現丸のフェイスブック(https://www.facebook.com/pg/gongenmaru.koishihama/about/?ref=page_internal)まで。





