5月1日は「恋の予感の日」、大船渡の鈴木さん申請 日本記念日協会が認定
平成30年4月24日付 7面

婚活パーティーの企画、運営を行う「婚活支援サービス 恋の予感」の鈴木茂行代表(48)=大船渡市猪川町=は、5月1日を「恋の予感の日」として日本記念日協会に申請し、記念日の認定登録を受けた。健全な婚活パーティーの普及を目指して制定したもので、日付は5と1で「恋」と読む語呂合わせで決めた。今後、記念日の5月1日には毎年、婚活パーティーを開催していく予定。
婚活パーティー普及目指す
同協会は平成3年、記念日についての研究、情報の収集、広報活動を行ってきた日本記念日委員会が、 記念日に対する人々の理解と関心を高めるために発足して活動を開始。
企業、団体、個人などによってすでに制定されている記念日や、新しく制定した記念日についての認定と登録を行っており、その記念日の正確な日付、由来、活動内容などを把握し、販売促進、広報活動を支援している。
認定登録された記念日は、協会ホームページでの公開、協会機関紙「月刊・記念日情報」などへの掲載など、さまざまな形でPR。昨年12月末現在で1800件を超える記念日が認定登録されている。
鈴木代表は、盛岡市で開催される婚活パーティーに参加してきた中で、参加可能な年齢上限や女性参加者の少なさ、交際発展後の距離の問題などさまざまな課題を感じていた。
さらに、婚活パーティーの参加に慣れないうちは「あまり知られたくない」「見られたくない」という思いを抱えていたといい、「男の自分でさえそうなのだから、女性はなおさら知られるのが嫌なのではないか」という考えを持ち、自身の経験をもとに「気軽に参加できるパーティーを開催したい」と、勤めていた市内の運送会社を退職し、今年2月に起業した。
「恋の予感の日」は、健全な婚活パーティーを普及させて、年代に関係なく気軽に堂々と婚活パーティーに参加できる地域社会を目指そうと制定。4月2日付で記念日の申請を行い、11日付で認定登録された。
今月に入ってから複数回、婚活パーティーを企画したが、女性参加者がいなかったためにまだ実際に開催には至っていない。今後は、司会者を女性にするなど工夫をこらしながら女性が参加しやすい環境づくりを進め、市内外でパーティーを開催していくという。
鈴木代表は「年代、国籍関係なく、いつでも、気軽に、堂々と参加できるパーティーを目指したい」と話している。