春の高校野球沿岸南地区予選/大船渡東と高田が初戦突破、代表決定戦に進出(別写真あり)

▲ 【住田─大船渡東】初回、大船渡東は4番・江刺の適時打で先制=住田球場(電子新聞に別写真あり)

住田は敗者復活戦へ

 

 第65回春季東北地区高校野球県大会沿岸南地区予選は2日、住田町運動公園野球場で開幕し、トーナメント戦3試合が行われた。気仙勢は、大船渡東と高田が初戦を突破し、代表決定戦に進出。大船渡東に敗れた住田は敗者復活戦にまわる。
 予選には大船渡、大船渡東、高田、住田の気仙4校を含む7校が出場。4日間でトーナメント戦と敗者復活戦計10試合を行い、県大会への出場校3校を決める。
 初日はトーナメント1回戦3試合を実施。気仙勢は、第1試合で大船渡東と住田、第3試合で高田と釜石商工が対戦した。
 このうち、気仙勢対決となった第1試合で、大船渡東は初回、1番・菅野が左越三塁打で出塁。2死後、4番・江刺が中前適時打を放ち先制し、三回にも1点を加えた。
 住田は六回、四球と敵失、8番・佐藤凌の適時打で1点を返した。その裏に1点を奪った大船渡東は八回にだめ押しの1点を加え、4─1で試合を制した。

【釜石商工─高田】二回、高田の菅野が7番・畠山の適時打で生還=同

一方、第3試合では、高田が二回、守備の乱れなどで4失点したが、その裏、7番・畠山の2点適時打と1番・蒲生の2点適時三塁打で同点に追いついた。
 勢いに乗る高田は四回、2番・菊田の適時打で2点を加え、勝ち越しに成功。五回に1点を返されたが六回に2点を奪い、その後の相手の反撃を1点に抑え、8─6と接戦を制した。
 大会2日目は、3日に予定していた代表決定戦2試合と敗者復活戦1試合を天候の関係で4日(金)に延期する。
 代表決定戦の第1試合(午前9時〜)では、昨年の秋季地区予選を制した大船渡と大船渡東、同じく第2試合(同11時30分〜)では、高田と釜石が対戦する。
 気仙勢の初日の結果次の通り。
 ▽第1試合
住  田
000001000|1
10100101×|4
大船渡東
 (住)及川─大谷
 (東)菅野、千葉─熊谷
 ⚾三塁打=菅野(東)
 ▽第3試合
釜石商工
040010010|6
04020200×|8
高  田
 (釜)鎌田─澤田、洞口
 (高)三川、菅野、村上─佐々木倭
 ⚾三塁打=蒲生、菊田(高)
 ⚾二塁打=鈴木、篠原(釜)菊田(高)