春の高校野球沿岸南地区予選/大船渡が代表権獲得(別写真あり)

▲ 【大船渡─大船渡東】二回、満塁本塁打を放ち、次打者に迎えられる大船渡の2番・尾形㊨=住田球場

気仙勢対決を制す
大船渡東は敗者復活戦へ

 

 第65回春季東北地区高校野球県大会沿岸南地区予選は4日、住田町運動公園野球場で代表決定戦1試合が行われた。大船渡と大船渡東の気仙勢対決となり、大船渡が八回コールドで代表権を勝ち取った。大船渡は7日(月)の第1・第2代表決定戦へ駒を進め、大船渡東は6日(日)の敗者復活戦にまわる。
 大船渡は二回、無死満塁から四球による押し出しで先制。2死後、2番・尾形が満塁の場面で中越本塁打を放ち、この回一挙5点をあげた。
 追いつきたい大船渡東は三回、1番・菅野の中前打からチャンスをつくり、3番・今野の適時打で1点を返した。七回にも1点を加え、なおも得点機が続いたが、後続が断たれた。
 これに対し、大船渡は八回、長短4安打を集中して4点を追加。その裏の大船渡東の攻撃を、2番手・佐々木朗が三者凡退に抑え、大船渡が9─2でコールド勝ちした。
 同日は計3試合が予定されていたが、雨の影響で2試合目以降を順延。これに伴い、5日に代表決定戦と敗者復活戦の2試合、6日に敗者復活戦2試合、7日に第1・第2代表決定戦と第3代表決定戦の2試合を行う。会場はいずれも同球場となる。
 5日の第1試合(午前10時〜)では、トーナメント1回戦を勝った高田が釜石と対戦し、二つ目の代表権を争う。
 4日の試合結果次の通り。
 ▽第1試合
大船渡
05000004|9
00100010|2
大船渡東
(八回コールド)
 (大)佐藤健、佐々木朗─熊谷
 (東)菅野、千葉陸─熊谷翼
 ⚾本塁打=尾形(大)
 ⚾二塁打=鈴木雄、佐々木朗(大)