元気な歓声 会場に響く、鯉のぼり子どものつどい/大船渡(別写真あり)
平成30年5月6日付 7面
『こどもの日』の5日、大船渡市立根町の県立福祉の里センターで、第51回鯉のぼり子どものつどい(同実行委員会主催)が開かれた。昭和41年にスタートしたこどもの日の恒例行事で、市内外の親子連れが多数来場。多彩な催しが行われた会場内には、子どもたちの元気な歓声が響いた。
多彩な催しでにぎわう
この催しは、親子で楽しめる遊びや昔ながらの遊びを通して、親子や地域住民との絆を深め、子どもたちがのびのびと成長することを願うとともに、子育てを地域全体で考えるきっかけとすることが目的。市と同センターが共催、市教育委員会と東海新報社が後援した。
開会式では、実行委員長を務める市社会福祉協議会の田村福子会長のあいさつと、戸田公明市長の祝辞のあと、全員で童謡『こいのぼり』を合唱した。
会場には、手作りこいのぼり、バルーンアート、小麦粉ねんどづくり、竹馬などの伝承遊びといった計12コーナーを設置。手作りこいのぼりのコーナーでは、子どもたちが思い思いの色を塗るなどしてこいのぼりをデザイン。作品のコンテストも実施され、上位に選ばれた作品の表彰も行われた。
また、同市のNPO法人おはなしころりん(江刺由紀子理事長)が協力して行われた巨大方言かるた大会では、江刺理事長がケセン語で書かれた読み札を読み上げると、子どもたちが大きな絵札を取り合っていた。
この日は、時折小雨が降ったが、時間がたつにつれ回復。さわやかな青空の下、会場で配られたわたあめやポップコーンを手にした親子が和やかな時間を過ごしていた。
立根町の菅野瑠椛ちゃん(3)は「こいのぼりは上手にできた。ねんどとかも作って、とても楽しかった」とニッコリ。
各コーナーの運営に協力した大船渡東高校インターアクトクラブの新沼奈央部長(3年)は「クラブの活動では、子どもたちと触れ合うことがあまりないので、こうした機会があるのはうれしい。部長になって初めての活動なので、卒業した先輩たちのように行動したい」と話していた。






