汗ばむ陽気 今年一番、3市町いずれも真夏日/16日の気仙(別写真あり)

▲ 真夏日の日差しを受けて鮮やかに咲くツツジ=大船渡市・リアスホール

 16日の気仙地方は高気圧に覆われ、汗ばむ陽気となった。盛岡地方気象台の観測によると、日中の最高気温は大船渡市で31・6度(平年比13・2度高め)、陸前高田市で31・3度(平年値観測なし)、住田町で30・3度(平年比11・1度高め)。気仙3市町そろって真夏日となり、今年一番の暑さを記録した。

 

大船渡で31・6度

 

 同日は朝方からすっきりとした青空が広がり、気温もぐんぐん上昇。気仙3市町とも日中の最高気温が30度を超える真夏日となり、5月としては大船渡が観測史上2番目の高さ、陸前高田は平成24年からの観測中で最高値を記録。この暑さで、各地では窓を開けて走る車や、日傘を差して歩く人たちの姿が見られた。
 初夏の訪れを告げるツツジも一層鮮やかさを増し、このうち、大船渡市盛町の市民文化会館・リアスホール敷地内では、赤に白、ピンクと色とりどりの花を咲かせ、来館者の目を楽しませている。
 見ごろとなっているのは、平成20年の落成に合わせて植栽されたヒラドツツジなど。駐車場を囲むように植えられており、コンクリート造の建物を背景に、色の競演が際立っている。
 大型連休明けに見ごろを迎え、すでに散ってしまったものもある一方、もうすぐ開きそうなつぼみの姿もあり、しばらくは鮮やかな光景を楽しむことができそう。
 同気象台の週間天気予報によると、17日から19日にかけては日本海側から接近する気圧の谷や前線の影響で下り坂の天気となる見込みで、気温も下がるとみられる。気仙では週末の19日に運動会を予定している小学校が多く、空模様が気がかりな日が続きそうだ。