比べてみて 二つのまち、クレセントシティ写真展/陸前高田(別写真あり)
平成30年6月12日付 3面

姉妹都市提携締結を記念し
陸前高田市高田町のアバッセたかたパブリックスペースで11日、同市と米国カリフォルニア州デルノーテ郡のクレセントシティ市との姉妹都市提携締結記念写真展「海の向こうのわたしのまち~陸前高田とクレセントシティ~」が始まった。22日(金)までの期間中、両市が結びついたきっかけや交流の際の市民の表情、美しい風景などについて、写真とパネルで紹介する。入場無料。
同展は、陸前高田市国際交流協会(長谷川節子会長)が主催し、市民訪問団「友好の翼」と東海新報社が協力。17日(日)にクレセントシティ市からの訪問団が陸前高田入りし、18日(月)にキャピタルホテル1000で姉妹都市提携の合意書調印式が行われるにあたって、両市の友好関係がどのようにして築かれたのかをより広く市民に知ってもらい、クレセントシティに親しみを感じてほしいと企画された。
展示は、県立高田高校の実習船「かもめ」がクレセントシティで発見された平成25年(2013)からこれまでの経緯を、当時の新聞記事などで振り返るパネルからスタート。4月に「友好の翼」が現地を訪れた際の様子や、デルノーテ郡のすてきな場所をコラージュで紹介するもののほか、二つのまちのそっくりな景色を比べる写真30枚で構成される。
また、一画にはクレセントシティ代表団を歓迎するメッセージボードコーナーも。専用の用紙が備え付けてあり、誰でも書き込むことができる。メッセージは英語に限らず、日本語や〝気仙語〟でも可。18日の調印式の際に披露するという。
主催者は「二つのまちの美しい風景が本当によく似ているだけでなく、津波に遭った経験があり、防災に対する意識が高いところも同じ。これを見れば〝海の向こうにわたしのまちがある〟と親近感を持ってもらえると思う」と来場を呼びかける。
写真展の開催時間は、アバッセ営業時間内(通常午前9~午後9時)。15日(金)~19日(火)はパブリックスペースで別の催事があるため、展示場所が同施設内の100円ショップ側へ移動されるので注意を。