実行委で決定

　住田町夏まつり実行委員会（会長・泉田静夫町観光協会長）の第１回会合は18日、役場町民ホールで行われた。開催日は７月28日（土）で、今回は農林会館前広場で行うことを決定。商店街を中心とした昨年とは異なる配置で行う。毎年好評を博している五葉山火縄銃鉄砲隊の演武は、旧役場庁舎跡地で予定している。
　実行委は同協会や商工会、町、警察、消防、婦人団体連絡協議会などの関係者らで構成。開催日時や開催場所、タイムスケジュール案などを協議し、原案通り決定した。
　先月行われた実行委準備委員会で、開催場所を世田米の農林会館前付近とする方針を固めており、変更はなかった。
　これまでは半世紀近く世田米商店街で開催し、約６００㍍の道路両側に竹で提灯七夕を飾り、道中踊りなどを繰り広げてきたが、準備にあたる人手不足の深刻化などを受けて見直した。
　今年は農林会館前に「もちまきやぐら」を３基設置し、その周囲を回る輪踊りでの道中踊りを計画。提灯七夕は街路灯などでの設置を検討する。さらに座って鑑賞できる場所を確保する。
　事務局側では「（場所を変えることで）検証してみるという意味合いもある」「今後の祭り継続に向けた省力化を図るための対応」などと語り、理解を求めた。
　まつりはプレイベントが午後２時から、本イベントは同４時30分からスタート。プレイベントでは世田米小マーチングバンドの行進や大正琴演奏、ニュースポーツ・クッブにちなんだゲーム企画などで盛り上げを図る。
　本イベントでは世田米保園児の踊りや中学生のよさこい演舞に加え、郷土芸能披露などが続く。やぐらからの菓子・もちまき体験や、昨年好評を博した鉄砲隊隊列行進も行われる。フィナーレを飾る花火大会は、同８時30分からを予定している。
　今月下旬から協賛金集めが本格化。まつり期間に合わせた昭和橋周辺の蔵並みライトアップは、７月27日（金）～８月16日（木）に実施する。