陸前高田で13年ぶり開催へ、10月にリアス・ハイウェイ大会
平成30年6月30日付 3面

実行委員会発足
10月に陸前高田市で開催される「~復興に向けて 三陸リアスの大地を一つにつなぐ いのちの道~リアス・ハイウェイ早期実現陸前高田大会」を主管する実行委員会が、28日に発足した。震災時、「命の道」として機能した三陸沿岸道路の早期全線開通を目指し、三陸沿岸7市の関係者が連携強化を再確認した。
同大会は、大船渡、陸前高田両市を含む青森県八戸市から宮城県気仙沼市までの沿岸7市でつくる三陸沿岸都市会議が主催。三陸沿岸の発展、地域間連携、地震・津波防災対策などの観点から、三陸沿岸を縦貫する高規格幹線道路整備の果たす役割に理解を深めるとともに、必要性を広くアピールしようと、平成10年に東京都内で初開催され、以降は毎年、各市持ち回りで開かれている。
陸前高田市が会場地となるのは、17年以来13年ぶりで、通算2回目。気仙地区としては、大船渡大会があった27年以来3年ぶりとなる。
7市の行政、商工会議所、商工会幹部で構成する実行委員会の第1回会合は、高田町の市コミュニティホールで開かれ、約20人が出席。
議事では、実行委設置要項、役員選任、大会開催概要、収支予算などについて審議し、いずれも原案通り承認・可決。実行委員長は、陸前高田商工会の伊東孝会長を互選した。
大会は、10月10日(水)に市総合交流センター(夢アリーナたかた)で開催する。開会行事、記念講演、7市長メッセージ、大会決議宣言などを予定し、終了後は主催関係者らによる意見交換会・交流会がキャピタルホテル1000で行われる。
実行委によると、参加者数は1000人ほどの見込み。事務局の陸前高田市は今後、後援依頼、大会PR、リーフレット印刷など準備に当たる。