新沼選手(盛小)が全国へ、小学生陸上県大会・ジャベリックボールで優勝

▲ ジャベリックボール投げで全国出場を決めた新沼選手

49㍍13の自己新記録で

 

 第34回全国小学生陸上競技交流大会県大会(岩手陸上競技協会主催)はこのほど、北上市の北上総合運動公園で開かれた。気仙勢は、陸上フィールド競技の男子共通ジャベリックボール投げで、大船渡市立盛小6年の新沼琉真選手が見事優勝。8月に神奈川県で開かれる全国大会への出場権を獲得した。

 同大会は、トラック競技8種目とフィールド競技6種目を展開。各地区予選で上位入賞した選手が出場した。
 気仙地区予選は6月2日、住田町の世田米小学校グラウンドで開催。男子のジャベリックボール投げでは、3位の新沼選手を含む3人が県大会への出場権を得た。
 県大会の男子のジャベリックボール投げには、29人が出場。計3投の最高記録で順位を競った。
 新沼選手は、1投目で45㍍15をマークし、好調な滑り出し。2投目では自己新記録の49㍍13を投げ、47㍍91で暫定1位だった吉浜6年の佐藤類選手を抜いて優勝に輝いた。
 地元のさかり野球スポ少では投手や捕手のポジションで活躍する新沼選手。昨年の同地区予選では、親からの勧めで同種目に挑戦し、37㍍78を記録。学校では休み時間を利用して練習を重ねた。
 ジャベリックボールは、軟式野球やソフトボールの球と違い、楕円(だえん)形の球体に尾翼が付いている。遠くに投げるためには、投げる時の角度や回転などでの工夫が必要という。
 目標としていた50㍍台には惜しくも届かなかったが、新沼選手は「いつも練習している通りに投げることができた。県で一番になれてうれしかった」と笑顔を見せる。
 全国大会は8月17日(金)と18日(土)、横浜市の横浜・日産スタジアムで開かれる。新沼選手は「目標は50㍍以上の記録で全国優勝すること」と意欲を燃やしている。