高田クラブが混合初V、8月の全国大会出場決める/小学生バレー県大会で

▲ 初優勝を飾った高田バレーボールクラブ

 第38回全日本バレーボール小学生大会岩手県大会は6月30日から2日間、花巻市総合体育館などで開かれた。男女混合の部で陸前高田市の高田バレーボールクラブが初優勝を飾り、全国大会(8月7~10日、神奈川県川崎市など)への出場を決めた。男女混合の部に挑み3年目の今年、悲願の優勝を果たし、選手たちが喜びを分かち合っている。

 

 3年目の挑戦で悲願果たす

 

 大会には、男子24チーム、女子42チーム、混合9チームが出場。それぞれ予選リーグと決勝トーナメントで県一の座を争った。
 混合の部には、気仙から高田クラブと大船渡ブルーサンダーズが出場。
 このうち、高田クラブは予選リーグ2試合を制して1位通過。決勝トーナメントは1回戦、準決勝をストレート勝ちし、Dig.Max八幡平VBC(八幡平市)との決勝はフルセットの末に勝利した。
 高田クラブは女子単独のチームだったが、平成28年に団員が5人まで減少。男子選手を加え、同年から同大会のみ男女混合チームとして公式戦に臨んできた。
 28年は予選リーグで1勝もできなかったが、昨年は3位と一気に順位を上げた。団員全10人のうち男子は6年生1人のみで、混合チームとしての出場は最後となった今年、頂点まで上り詰めた。
 佐々木亮輔監督(41)は「歴代監督やコーチ、OBの選手をはじめ、ここまでチームをつないできた先輩たちがいたからこそ今があり、感謝の一言。練習試合で一緒に鍛え合った気仙地区のチームの存在も大きかった」と話す。
 吉田智咲主将(高田小6年)は「優勝を目指してみんなで練習を頑張ってきた。大会では実力を出し切れたので良かった。全国大会では2勝以上を目指す」と意気込む。
 このほか、気仙勢は女子の部でおきらいVBSS(大船渡市)と気仙スポ少(陸前高田市)がともに3位となった。
 気仙勢の主な結果と高田クラブのメンバーは次の通り。
 【女子】
 ▽決勝トーナメント準決勝
 都南東 2─1 気  仙
 奥州胆沢 2─0 おきらい
 【男女混合】
 ▽決勝トーナメント準決勝
 高  田 2─0 滝  沢
 ▽決勝
                     21―9 
 高  田 2 (16―21) 1  DMax
           15―5 

 ※高田バレーボールクラブ▽監督=佐々木亮輔▽コーチ=佐々木真由子▽選手=吉田智咲(主将)、松田穂乃実、村上智春、菅野美羽、佐々木優成、戸羽わかな、荒木栞蓮、荒木栞凛、上部紗良、佐々木和奏