気仙の5人もメンバーに、本県代表の岩手絆Venusが全日本中学女子軟式野球大会出場

▲ 岩手絆Venusのメンバーとして全国大会に挑む(左から)新沼(瑞)さん、小野寺さん、今野さん、村上さん、新沼(杏)さん

きょう、京都で開幕

 

 全日本軟式野球連盟主催の第3回全日本中学女子軟式野球大会は27日から6日間、京都府の8球場で開かれる。本県からは、気仙の5人を含む女子野球チーム「岩手絆Venus」(佐々木幸浩代表、以下ヴィーナス)が出場し、29日(日)の初戦でシェールズジュニア(北海道)と対戦する。全国の強豪に挑む気仙の選手らの活躍に期待がかかる。

 同大会は、軟式野球に親しむ女子選手の普及や育成などが目的。平成28年から毎年開催している。
 出場するのは、同連盟の各都道府県支部から推薦を受けたチームや、予選を勝ち抜いたチーム。ヴィーナスは、岩手県支部の同県野球協会から推薦を受け、第1回以来2年ぶりの全国出場が決定した。
 ヴィーナスは、東日本大震災後の24年に設立された女子中高生チーム。遠野市を拠点に活動し、同市や気仙など沿岸地区から集まった選手らが日々練習を重ねている。
 チームは中学生12人で編成。メンバーのうち気仙の選手は、捕手で主将の今野さくらさん(大船渡一2年)、外野手の新沼瑞姫さん(同)、小野寺響さん(同)、村上夏凜さん(高田第一1年)、内野手の新沼杏珠さん(日頃市1年)。いずれも学童野球の経験があり、主力としての活躍が期待される。
 大会は、初日の開会式に続き、翌日28日(土)から計42チームによる決勝トーナメントが行われる。
 2回戦から登場するヴィーナスは、29日の亀岡運動公園野球場(亀岡市)第1試合でシェールズジュニアと対戦する。
 今野さんは「試合中は声を出すことや、気持ちの切り替えなどを意識しながら、楽しくプレーしたい。まずは一勝を」と、新沼(瑞)さんも「京都での試合は楽しみ。優勝目指してがんばる」と意気込んでいる。