市民らが願いごとを描いた風船を空へと放った＝同

　【一部既報】大船渡市の盛町灯ろう七夕まつり（同町夏まつり実行委員会主催）は６、７の両日、さかり中央通り商店街を主会場に開催された。七夕山車運行や道中踊り、盛保育園児による引き七夕が行われ、市内外からの来場者が夏の風物詩を満喫した。

山車が彩り添える 

　初日の６日は午後６時ごろから、盛駅前通りで「願いごと風船リリース」を実施。震災後から支援を続ける安城七夕まつり協賛会によるもので、住民らが一斉に放ち、空に舞い上がる色とりどりの風船に大きな歓声を上げた。
　その後、祭組の七夕山車が駅前通りに集結。宵闇の中で淡い光を放ち、夏の夜を彩った。
　商店街通りでは市民やボランティアら総勢約７５０人による道中踊りが繰り広げられたほか、会場内には盛青年商工会などによるミニ縁日なども設けられ、多くの人でにぎわった。
　２日目は恒例の盛保育園児による引き七夕でスタート。あいにくの雨模様となったが、園児たちは「よーい、よい」と元気なかけ声を響かせて山車を引き、地域住民や保護者は子どもたちのかわいらしい姿に目を細めた。
　午後には七夕山車も運行され、引き手の住民らが雨にも負けずに商店街を練り歩いた。