防災・防火の心構え学ぶ、消防体験の「幼年フェスタ」/陸前高田(別写真あり)
平成30年10月11日付 7面

消火体験では実際にホースから放水=同
陸前高田市内の保育所、保育園児に消防体験の機会を提供する「幼年消防フェスタ」は10日、高田町の市消防防災センターで開かれた。2年ぶりに屋外での開催となり、園児たちが消火作業や救助活動など楽しく体験しながら防災・防火への心構えを学んだ。
2年ぶりに屋外で、市内保育所・保育園児対象に
同フェスタは、市内の保育所と保育園合わせて八つの幼年消防クラブと、婦人消防連絡協議会、市消防本部・消防署などで構成する市幼少年婦人防火委員会(会長・平立身消防長)が、震災前の平成22年まで毎年秋に開いてきた「幼年消防大会」の代替イベントで、一昨年初めて開催。震災前は、子どもたちによる防火呼びかけの街頭パレードなどを行ってきたが、体験型のイベントとして内容を一新した。
3回目の今回は、保育所、保育園の園児合わせて113人が、はんてん姿で参加。昨年は、雨のためセンター体験棟の車庫などで行われたが、今年は2年ぶりにセンター駐車場を会場とした。
開会式では、平消防長が「きょうはさまざまな体験を用意しました。先生や消防士の言うことをしっかり守って、最後まで楽しんでいってください」とあいさつした。
子どもたちは▽消火、防火衣着装▽煙体験、消防・救急車両乗車▽救助──の各コーナーをそれぞれ体験。
このうち、救助体験では水平に張られた長さ9㍍のロープをつたって渡り、中には救助隊員顔負けの素早さで渡りきる園児も。煙が充満した部屋に入り、火災時の避難のあり方を確認する「煙体験」では、消防士から「火事の時は煙を吸い込まないよう頭を下げて、口に手を当てて避難して」と指導を受けた。
このほか、消火リレー対決や救助隊による訓練見学も実施。子どもたちは、まちの安全を守る消防士の業務の一端に触れながら楽しいひとときを過ごした。
横田保育園の村上琉稀君(6)は「ロープを渡るのが楽しかった。消防士ってかっこいい」と目を輝かせた。高田保育所の菅野らんちゃん(6)は「煙の部屋は怖かった。火事に気をつけます」と約束した。
14日(日)には同センターで、市内の児童・生徒らを対象とした「消防防災フェスタ」も開かれる。時間は午前9時~正午。






