カレー新商品をどうぞ、種山ケ原ぽらんで きょうまで試食・販売会/住田
平成30年12月9日付 8面


北海道斜里町の特産品など「物産交流コーナー」も充実
住田町世田米の道の駅・種山ケ原ぽらんで8日、住田産の豚肉を生かした新商品の「発表・試食・販売会」が始まった。9日も「アリスポークカレー」などが新米とともに試食できるほか、自治体間で交流がある北海道斜里町などの特産品販売も充実させる。
この催しは、7日から始まった「冬の種山おごご祭」の一環で、すみた種山ケ原直売組合と住田観光開発㈱が主催。地元食材を生かした観光開発の新商品に理解を深めてもらおうと企画した。
「アリスポークカレー」は、1人前(180㌘)864円で、大船渡市に店舗を構える「kojika」との共同開発。気仙産のタマネギをあめ色になるまでじっくりと炒めた「オニオンチャツネ」をベースに仕上げたカレーに、品質にこだわってきた四原種配合豚の「ありすぽーく」を加えた。
老舗カレー店による豊かな味わいとまろやかさとともに、豚肉のおいしさを大胆に楽しめる。昨年も「みちのく清流若どり」の骨付きモモ肉1本を使ったチキンカレー(250㌘、1080円)を開発しており、住田町産のカレー商品に広がりが生まれた。
販売者である観光開発の松田栄代表取締役(57)は、「レトルトのカレー商品は常温で持ち運びしやすく、どの世代でもおいしさを味わえる。きょうは早速、まとめ買いするお客さんが見られた。今後はチキンカレーも加えた詰め合わせギフト商品も提案できる」と語る。
豚肉を生産する㈲ありす畜産直売所担当リーダーの多田広幸さん(46)は「普段からお付き合いがある事業所が連携し、自分たちだけの発想ではできない商品が生まれるのはうれしい。今後の勉強にもなる」と話し、期待を込める。
産直内ではこのほか、「災害時における相互応援に関する協定」を結んだ各市町村などとの「物産交流コーナー」も充実。北海道斜里町の「知床鮭重ね巻」をはじめとした海産加工品は試食も可能となっており、関心を集めている。
9日も試食、販売会を開催。ありす畜産のありすポーク加工品販売や手づくり菓子、年末年始用のギフトセット注文にも応じる。
店内ではお気に入りの漬物に投票する「手づくりおごご品評会」も行われ、25種類が試食可能。開催時間は午前10時~午後4時。問い合わせは、住田観光開発(℡0197・38・2215)へ。