手づくりで住田らしく、5回目の「メリークリスミタ!」(別写真あり)

▲ 自然素材を生かしたワークショップが好評

 クリスマスにちなんだイベント「メリークリスミタ!」は9日、住田町役場交流プラザで開かれた。自然素材を生かしたワークショップに加え、ステージでは町内の住民グループや中高生たちが多彩な演奏を披露。訪れた親子らは、手づくりの雰囲気を楽しみながらなごやかなひとときを過ごした。

 

多彩な演奏が繰り広げられたコンサート

体験や演奏披露多彩に

 

 一般社団法人・邑サポートをはじめとした支援団体などで構成する実行委員会が主催し、町内外の多くの個人、団体が協力。役場庁舎を活用した町民参加型の手づくりイベントとして毎年この時期に企画しており、今年で5回目を迎えた。
 プラザ内では、自然素材を生かしたワークショップを開催。すみた森の案内人の会によるテーブルでは、種山で集めた木々の葉を生かしたネームプレートやリースづくりが行われ、幅広い世代が夢中になって取り組んだ。
 ステージでは、住民グループ・かっこ花の会や世田米中総合文化部による大正琴演奏で開幕。続いて住田高校吹奏楽部が登場し、さわやかな音色で会場を包み込んだ。
 地元住民らのバンド演奏はカバー曲が多く、来場者はなじみ深いメロディーやリズムに合わせて体を揺らしながら満喫。SNSを通じて住民グループとつながり、今回初めて歌声を披露した大船渡市大船渡町の菊地和美さん(31)は「ハッピーな気分になれた」と笑顔を見せ、他グループのステージも楽しんでいた。
 今回初めて、北上市のNPO法人・フォルダに所属する小中学生が「沖縄ダンス」を披露。空手や伝統芸能を織り交ぜた躍動感あふれる舞で活気を呼び込み、客席からは盛大な拍手が送られた。 
 終盤には国際教育主事・美野マークさんを中心に、英語のクリスマスソングを全員で合唱したほか、天井近くから放たれる「菓子まき」も。
 訪れた人々は木造の温もりある空間で手づくり感あふれる企画を楽しみ、終始笑顔を見せていた。