笑顔満開 クリスマス会、よりあいカフェ・しょうわばし/住田町(別写真あり)

▲ ハンドベル演奏などが繰り広げられたクリスマス会

住民らが〝芸能祭〟

 

 住田町世田米の世田米商店街内で毎週火曜日に開設されている中心型よりあいカフェ「しょうわばし」で18日、毎月のイベントデーとしてクリスマス会が開かれた。訪れた地域住民や運営スタッフらによる〝芸能祭〟が繰り広げられたほか、ケーキのデコレーションも一緒に行うなどして、交流を深めた。
 しょうわばしは町や社協、町地域包括支援センター、一般社団法人邑サポート、地域ボランティアが運営に携わる。高齢者らが気軽に語らう普段の運営に加え、毎月季節に合わせた企画や交流促進の機会を設けている。
 この日は、事前の活動で来訪者がつくった小物やクリスマスツリーなどを飾り、クリスマスの雰囲気を演出。午前中は30人余りの住民らが訪れ、「サンタ帽子」を頭にのせて過ごした。
 女性高齢者は、カステラの上に生クリームやお菓子、イチゴなどを自由に飾り付けてケーキ作りを満喫。クリスマスにちなんだ歌を響かせた後に会食し、笑顔を交わした。
 余興として、社協などの運営スタッフは、今月2日に行われた歳末たすけあい芸能祭で披露したダンスを披露。
 続くハンドベル演奏では、訪れた人々も加わって『赤鼻のトナカイ』などを披露し、一体感を楽しんだ。
 ハンドベルを手にした世田米の菅野アヤ子さん(79)は「とても楽しかった。みんなでのクリスマス会は、家庭のことを忘れて夢中になりますね」と話していた。
 サンタクロースは登場しなかったが、散歩中の世田米保育園児が立ち寄る〝サプライズ〟も。幅広い世代が心を通わせ、商店街に活気を呼び込んでいた。
 中心型よりあいカフェのクリスマス会は、19日は上有住集会センターでの「あんるす」で、20日(木)には下有住地区公民館の「なるせ」でも予定。いずれも午前の開催で「あんるす」では生け花やケーキを囲んでの会食、「なるせ」ではケーキ作りなどを行うことにしている。