作品が永久保存へ、長野県のタイムカプセル館に/大船渡・墨州院の菊池春苔会長
平成30年12月26日付 7面
大船渡市に本部を置く書道研究墨州院の菊池春苔会長(57)が、「新春年賀状展」(大崎ウエストギャラリー、国際文字文化検定協会など主催)の出品者に選出された。同展への出品作品は、「平成を代表する書家の作品を後世のために」と、長野県栄村の「タイムカプセル館」に永久保存される。また、菊池会長は毎日書道展の65歳以下の全審査会員の中から代表作家100人に選出され、来年の「現代の書 新春展」にも出品する。菊池会長はこれを励みに、書道研さんに向けて意欲を高めている。
「平成を代表する書家」に
「新春年賀状展」では、全国から選ばれた書家326人の作品計569点が東京都の大崎ウエストギャラリーに1月7日(月)から15日(火)まで展示される。
菊池会長はこれに向けて、今年9月から作品の制作に取りかかり、漢字仮名交じりで来年の干支である「イノシシ」を表した。
展示会終了後は、5月から栄村の「白い森の美術館」でも展示され、展示後は折帖に仕立てられ、同美術館近くにある「栄村国際絵手紙タイムカプセル館」で永久保存されることとなる。

永久保存される新春年賀状展の出品作
一方、毎日書道展は「書壇の最高権威・最大規模・書を志す者の登竜門」と呼ばれる日本最大の書道展。菊池会長は平成29年度に続き2度目の代表作家選出で、行書体と草書体を組み合わせた「行草書体」の作品を出品する。会場は東京都の「セントラルミュージアム銀座」で、期間は来年1月3日(木)~9日(水)まで。
菊池会長は東洋大学文学部国文学科を卒業後、都内での書の指導などを経て平成元年に地元に戻り、13年に墨州院の2代目会長に就任。
これまでに、毎日書道展でのグランプリ会員賞や毎日賞、3度の秀作賞、2度の入選、書道芸術院展での篆刻部準特選、日本刻字展での協会賞、理事長賞など、名だたる展覧会で数々の賞を獲得。
現在は、毎日書道展漢字部審査会員などに就いており、同展東北仙台展では実行委員として席上揮毫(きごう)の披露や作品解説も務める。地元では、大船渡市芸術文化協会評議員や気仙書友会展会長、サン・リア書初展審査委員長などの任にある。

現代の書 新春展の出品作
菊池会長は「平成、現代を代表する書道家として多方面から選出されたことは、素直にうれしい。幼少より書道を始め、平成で時代を代表する書家に選ばれたので、まもなく始まる新時代では、日本の伝統文化である書道の代表者の一人として、今後も素晴らしい作品を発表し続けられるよう奮筆したい」と意気込む。





