■しわす点描/福袋に感謝も詰めて、年の瀬に初売り準備

▲ 各店で多様な商品を詰め合わせた福袋を用意

気仙各地の店舗で着々と

 

 年の瀬を迎えて慌ただしさが増す中、気仙各地の店舗では、初売りに向けた準備が着々と進められている。各店は、さまざまな世代に合うように、趣向を凝らした福袋を用意。「地域の方々に幸せな年明けを迎えてほしい」と、日ごろの感謝も詰め込んでいる。

 大船渡市盛町のショッピングセンター「サン・リア」の初売りは、来年1月2日(水)。金券が当たるくじ引きや抽選会を行うほか、舞踊や落語、歌謡ショーなどのイベントを予定。各専門店では福袋を並べ、年明けのセンター内を活気づける。
 このうち、玩具や雑貨の店「ぴーたーぱん」(水野美紀店長)でも福袋を用意。
 メーンは、3〜10歳向けにおもちゃを詰めた3000円の袋。男の子用と女の子用に分けられており、中身はそれぞれ異なる。中には1万円相当の商品もあり、「誰に何が当たるかはお楽しみ」と客の期待感をあおる。
 ほかにも、2000〜7000円の範囲で、幼児向けや、小中高生向けのアイドル関係の雑貨や文具、知育玩具が入った福袋を用意。計4種を準備し、年明けに備える。
 同店によると、最近は若い層の〝アイドル熱〟が高いといい、今回の福袋でも韓国の音楽グループ「TWICE」や日本の男性グループ「King & Prince」の商品を扱った。頭の体操などのために知育玩具の購入を求める高齢者も増えていることから、幅広い年齢層に喜ばれる詰め合わせを考えたという。
 例年、同店では初売り日の早い段階で福袋が売り切れるといい、水野店長(44)は「早めの来店を」と呼びかけ。「小さなお子さんや、おじいちゃん、おばあちゃんが子どもに買ってあげたくなるものなどを考えた。店では実際におもちゃを触れる楽しみがあると思うので、ぜひ来年も多くの人に利用していただければ」と当日を心待ちにしていた。
 当日のサン・リア内各店の開店は、午前9時。