参加・体験企画も多彩に、「つばきまつり」開催へ/大船渡
平成31年1月24日付 7面

大船渡市の市花・ツバキの開花時期に合わせた冬恒例の催し「三陸・大船渡つばきまつり」は、2月3日(日)から末崎町の世界の椿館・碁石で開かれる。22回目となる今回は、3月24日(日)までの50日間にわたり、ステージイベントや参加、体験型の多彩な企画を予定。体験コーナーなどではすでに参加者の募集も開始しており、主催者側では多くの来場を呼びかけている。
世界の椿館・碁石で、2月3日から50日間
まつりは、「市の花・つばき」「椿の里・大船渡」のPRを行うとともに、花きの生産振興やふれあい・交流促進を図り、地域活性化につなげようと毎年開催。地域資源としてのツバキに対し、より理解を深めてもらう機会にも位置付けている。
市や市農協、市花き研究会、大船渡ツバキ協会など9団体で構成する実行委員会(委員長・戸田公明市長)が主催。県沿岸広域振興局や大船渡商工会議所、東海新報社などが後援する。
初日は午前10時からの開催式に続き、末崎保育園児が七福神を披露。椿油搾油、ユーカリなどを使ったスワッグ(壁飾り)づくりの各体験、おおふなトンとの写真撮影会、呈茶サービスを行う。
その後も、毎週日曜日を中心に各種催事を展開。ステージイベントでは、大船渡東高校太鼓部の演奏(2月24日)、鉄人ガンライザー零握手会・写真撮影会(同)、大道芸ショー(2月24日、3月24日)、濱守栄子ライブ(3月24日)を予定する。このうち、大道芸ショーと濱守さんのライブは、初めての企画となる。
体験コーナーでは、2月に造花を使った小物入れづくり(10日)、ハーバリウムづくり(17日)を実施。3月には、寄せ植え(3日、10日)、椿ネイル・椿油ハンドマッサージ(17日)を計画する。
初日のスワッグづくりを含み、いずれも参加は有料。事前予約が必要な体験もある。ただし、椿油搾油は無料で体験できる。
このほか、相模女子大学による椿クイズ(2月10日)、けんちん汁と椿ゆべしの振る舞い(3月10日)、椿料理の振る舞い(同17日)も。椿クレープや郷土菓子、物産の販売も行う。
3月9日(土)午前10時からは、京成バラ園の前ヘッドガーデナー・鈴木満男さんを招いての「ガーデニング講演会」(無料、定員100人)を開く。参加には事前申し込みが必要で、椿館(℡29・4187)で受け付けている。
展示部門では、「つばきにまつわる俳句展示」を初開催。来場者からツバキにちなんだ句を募り、展示するもので、優秀作品には記念品を贈る。また、市内小中学校の椿学習展示も行う。
お楽しみ企画のスタンプラリー&クイズは、館内を巡って応募用紙にスタンプをすべて押し、クイズとアンケートに答えてもらうもの。応募者の中から抽選で、期間中の毎月5人に景品を贈呈する。
また、関連企画として、「椿の里・大船渡写真コンテスト2019」の作品を募集中。テーマは「大船渡のつばきの魅力が伝わるすべての作品」で、まつり会場で撮影した作品の応募も歓迎する。
まつりの開催時間は午前9時から午後5時で、期間中の休館日はなし。主催者側では、「見ごろのツバキを観賞しながら、まつりを楽しんでほしい」としている。
まつりや写真コンテストの問い合わせ、体験コーナーへの申し込みは、実行委事務局(市農林課、℡27・3111内線7121、7124)へ。