親子一緒に冬を満喫、道の駅・ぽらんで「雪あそび」/住田(動画、別写真あり)

▲ 子どもたちや家族連れの人気を集めた「スライダーコーナー」

 すみた種山ケ原直売組合と住田観光開発㈱が主催する「冬の種山で雪あそび」は3日、住田町世田米の道の駅・種山ケ原ぽらんで開かれた。低地部とは違って施設が雪に覆われる中、施設内に降り積もった雪を生かした多彩なあそび場が用意され、子どもたちの歓声が響き渡った。

 

〝別世界〟の種山に歓声

 

 家族連れに楽しんでもらおうと、毎年この時期に企画。イベント恒例となっている「スライダーコーナー」は、ソリで雪の回廊の中をすべり落ちるコースとなっており、活気に包まれた。
 今年は種山も積雪量が少なく、高さや距離は例年よりも抑えた構造となったが、その分保育園児らも気軽に楽しむことができ、開幕時から大人気。滑走を終えると、すぐに笑顔でスタート部へと駆け上がり、何度も爽快感を味わった。
 大船渡市盛町在住で海の星幼稚園に通う加藤遼君(4)は家族で毎年来ているといい「ソリすべりが楽しかった」と話し、笑顔を見せていた。
 会場ではこのほか、雪の中に埋めたペットボトルを探す「宝さがし」や、平地での投票付きソリレース、雪を生かしたアイスクリーム作り体験も。施設内に常設されているブランコに乗りながら白銀の景色を楽しむ光景もあり、にぎわいにあふれた。
 子どもたちはイベント企画だけでなく、雪の上に飛び込んだりと、沿岸部ではできない冬ならではの遊びを満喫。元気よく駆け回る姿に、ともに訪れた父母らは目を細めていた。
 終了後には豚汁のおふるまいが行われ、手づくりの味で来場者の体と心を温めた。屋外にはもちや菓子、おでん、焼き鳥などを扱うかあちゃんコーナーも設けられ、好評を博した。