読者が選ぶ気仙の平成十大ニュース

──4月15日まで応募受け付け、発表は30日付本紙で──

 

 東海新報社は「読者が選ぶ気仙の平成十大ニュース」を募集します。平成元年から31年3月までの気仙の主要ニュースから編集局が100項目を選出(年表に掲載の肩書、年齢などは当時)。この中から10項目を選び、1位から10位まで順位をつけて、はがきで応募してください。
 結果は4月30日(火)付の紙面で発表します。

 

 【応募方法】
 年表の中から10項目を選び、1位から10位まで順位をつけたうえ、項目番号だけをはがきに書いて応募下さい。
 10項目に満たなかったり、年表の番号以外を書くと無効になります。応募は1人1枚に限らせていただきます。明らかに組織票と見なされるものは無効とします。郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、性別、電話番号を明記してください。
 【総合順位】
 読者が1位に挙げたニュースを10点、以下2位を9点…10位を1点と計算し、各ニュースの得点を累計します。総得点の多いものから順に十大ニュースとします。
 【締  切】
 4月15日(月)必着。
 【あて先】
 〒022・0002 大船渡市大船渡町字鷹頭9の1 東海新報社「読者が選ぶ気仙の平成十大ニュース」係
 【賞  品】
 最多項目的中者(総合順位は関係なし)の中から抽選で5人に5000円分のクオカードを進呈します(同一世帯で複数入賞した場合は1人のみとさせていただきます)。また、全応募者から抽選で20人に500円分の図書カードを贈ります。

 

平成元年(1989)

1陸前高田市に気仙初の大型リゾートホテル、キャピタルホテル1000オープン
2陸前高田市と県南中央部を結ぶ国道343号・小黒山ループ橋が開通
3工場閉鎖と全従業員解雇の方針が示されていた日産農林工業大船渡工場が、北日本プライウッドとして再スタート
4岩手県交通と国際興業が大船渡―東京間の高速直行バス「けせんライナー」運行開始


平成2年(1990)

5固定式底刺網でのサケ混獲を認めない県の漁業調整規則は不当とする漁業者らが一斉操業強行


平成3年(1991)

6大船渡市の大船渡グランドホテルが営業を終了し23年の歴史に幕
7陸前高田市にシーサイドターミナル「タピック45」完成
8陸前高田市議会が広田湾工業開発を削除しリゾート整備などを柱とする新発展計画を可決。20年に及んだ〝広田湾問題〟にピリオド


平成4年(1992)

9気仙有志が建造し「三陸・海の博覧会」に出展した千石船「気仙丸」がジャパン・エキスポ大賞受賞
10陸前高田市に「気仙大工左官伝承館」オープン
11大船渡港野々田埠頭が竣工、国内最大クルーズ船「飛鳥」が大船渡に初寄港
12復元帆船「サンタ・マリア号」が大船渡入港、大船渡市とスペイン・パロス市が姉妹都市提携
13県内まき網漁業界最大手で陸前高田市気仙町に本社を置く川尻漁業が事実上の倒産


平成5年(1993)

14陸前高田市のタピック45に「道の駅」開所
15記録的冷夏の影響が農産物、観光など各方面に


平成6年(1994)

16三陸鉄道南リアス線甫嶺駅付近を走行中の列車が強風で脱線・転覆し乗客5人負傷
17陸前高田市に「海と貝のミュージアム」が完成
18気仙初の公共下水道が大船渡市で供用開始


平成7年(1995)

19県立大船渡病院が大船渡町山馬越地内に移転開院
20塩害で農地利用の初期目的を果たせなかった陸前高田市の小友浦干拓地について、生産組合と土地改良区が用地売買を承認
21三陸町のあわび種苗センターで生産されたアワビ稚貝を初放流
22三陸町が養鹿事業の生産部門の規模縮小と観光事業への転換方針を議会に提示
23湾の埋め立てを伴った大船渡港湾整備計画への賛否を問う臨時総会で赤崎、大船渡両漁協が計画に同意


平成8年(1996)

24全国高校サッカー選手権県大会で大船渡が悲願の初優勝


平成9年(1997)

25住田町に「遊林ランド種山」完成
26大船渡市に「世界の椿館・碁石」オープン
27大船渡港永浜・山口地区の港湾整備事業が計画原案公表から7年目で起工


平成10年(1998)

28気仙4市町で「気仙広域連合」を設立。広域連合の設立は県内初
29アツモリソウの人工増殖に取り組んでいた住田町が全国で初めて開花に成功
30陸前高田市に勤労者総合スポーツ施設「サン・ビレッジ高田」完成


平成11年(1999)

31陸前高田市小友町の仁田山中腹にオートキャンプ場「モビリア」オープン


平成12年(2000)

32大船渡市、住田町、三陸町の3森林組合が合併した気仙地方森林組合が誕生
33気仙初の温泉となる五葉温泉が大船渡市日頃市町にオープン
34衆院選岩手3区で自由党新人・黄川田徹氏(46)=陸前高田市=が初当選。半世紀ぶりに気仙出身の代議士誕生
35県大船渡地方振興局が発注した県道改良工事をめぐる談合容疑で、県警が大船渡市内の建設業者4人と県職員2人を逮捕
36三陸町に県営綾里川ダム完成


平成13年(2001)

37県による誘致第1号企業を前身とするヤマハ大船渡ケミカル㈱が業績悪化で閉鎖
38三陸町綾里にある国内唯一の気象ロケット観測所が観測終了
39キャピタルホテル1000を経営していたりっけん観光が民事再生法適用を申請
40大船渡市と三陸町の合併で、人口4万5000人の新生・大船渡市が誕生
41大船渡市に本店を置く岩手信用組合が経営破綻


平成14年(2002)

42住田町の大股小が世田米小に統合
43住田町の五葉小が上有住小に統合
44鹿島アントラーズの小笠原満男選手(大船渡高校出身)がW杯日韓大会に出場


平成15年(2003)

45陸前高田市長選で初当選した中里長門市長がタラソテラピー(海洋療法)施設の建設中止を明言
46大船渡商工会議所と三陸町商工会が合併。商議所と商工会の合併は東北初
47県議会議長に藤原良信氏(大船渡市)就任。気仙からは県政史上2人目で戦後初


平成16年(2004)

48大船渡市内3漁協が合併して大船渡市漁協、陸前高田市内5漁協が合併して広田湾漁協が誕生
49国の特別天然記念物・コウノトリが大船渡市内に飛来


平成17年(2005)

50気仙を通る三陸縦貫自動車道のトップを切って「大船渡三陸道路」が全線開通


平成18年(2006)

51県が事実上凍結状態だった「さんりく・リアス・リゾート構想」の廃止を発表
52大船渡市日頃市町に県営鷹生ダム完成
53鹿島アントラーズの小笠原満男選手(大船渡高校出身)がW杯に2大会連続出場


平成19年(2007)

54大船渡港と韓国・釜山港を結ぶ県内初の外貿定期コンテナ航路開設
55宇宙航空研究開発機構の三陸大気球研究所が閉所


平成20年(2008)

56住田町の上有住小と下有住小が統合して「有住小」開校
57高田高と広田水産高が統合して新「高田高」、大船渡農高、高田高情報処理科、広田水産高家政科、大船渡工高が統合して「大船渡東高」開校
58情報過疎解消を目指し住田町が「住田テレビ」開局
59大船渡市農協が陸前高田市農協を吸収合併
60全国規模の海の祭典「海フェスタ」が大船渡市を中心に沿岸5市町で開催
612億円宝くじに当選していた女性の遺体が陸前高田市内で発見され、住田町出身の男を殺人容疑で逮捕
62大船渡市民文化会館・市立図書館「リアスホール」がオープン

 

平成21年(2009)

63県立大船渡病院附属住田地域診療センターで無床化実施。住田町内で唯一の入院機能が失われた
64鹿島アントラーズの小笠原満男選手(大船渡高出身)がJリーグMVPに


平成22年(2010)

65陸前高田市の「アップルロード」が全線開通


平成23年(2011)

66東日本大震災発生。気仙沿岸を含む東北太平洋沿岸に巨大津波が襲来し、死者、行方不明者多数。都市機能にも壊滅的被害
67陸前高田市の矢作小、下矢作小、生出小が統合して新「矢作小」開校
68陸前高田市の矢作中が第一中と統合
69皇太子ご夫妻が東日本大震災の被災者を励まされるため大船渡市をご訪問
70国が三陸沿岸道路の全線事業化を決定
71北里大学が海洋生命科学部の教育・研究拠点を三陸キャンパスから相模原キャンパスに移転


平成24年(2012)

72秋篠宮ご夫妻が気仙入り。陸前高田の文化財レスキューなどご視察
73大船渡市の越喜来小、甫嶺小、崎浜小が統合して新「越喜来小」開校


平成25年(2013)

74三陸鉄道南リアス線(盛─吉浜間)運転再開
75陸前高田市の長部小と気仙小が統合して新「気仙小」、米崎中、広田中、小友中が統合して「高田東中」開校
76天皇皇后両陛下が気仙3市町ご訪問
77津波に耐えたのち枯死した高田松原「奇跡の一本松」の〝復元〟が完了


平成26年(2014)

78三陸鉄道が3年ぶりに全線で運行再開
79新大船渡市魚市場が本格稼働
80県が住田町で計画していた津付ダム建設事業の中止を決定
81住田町役場の新庁舎が落成


平成27年(2015)

82大船渡で観測史上1位タイの最高気温37・0度を観測
83県議会議長に田村誠氏(大船渡市)が就任
84平成25年3月から仮運行していたBRTによるJR大船渡線(気仙沼─盛)の本復旧が決定


平成28年(2016)

85陸前高田市の横田中が第一中と統合
86住田町の住民交流拠点施設「まち家世田米駅」オープン

 

平成29年(2017)

87大船渡市で複合型商業施設・キャッセン大船渡がグランドオープン
88陸前高田市で高田松原津波復興祈念公園着工
89旧三陸町時代からの悲願だった綾里白浜─小石浜間の恋し浜トンネルが開通
90陸前高田市高田町のかさ上げ地で大型商業施設・アバッセたかたが営業開始
91大船渡市の赤崎小と蛸ノ浦小が統合して新「赤崎小」開校
92大船渡市が敷地造成や財源確保が困難として総合公園整備計画を断念
93陸前高田市新庁舎の建設場所が現高田小位置に決定


平成30年(2018)

94吉浜の「スネカ」など来訪神行事がユネスコ無形文化遺産に
95大船渡市に主力工場を持つ太洋産業㈱が破産
96被災した県立高田病院が本設開院
97住田町が申し立てた三木・ランバー債権計10億円超の回収調停が不成立に
98陸前高田の第一中と気仙中が統合し「高田第一中」開校


平成31年(2019)

99三陸沿岸道工事が進捗し、気仙両市を含む釜石~気仙沼間が一本でつながる
100盛─久慈区間を結ぶ三陸鉄道リアス線が開業