第1弾は「ビビンバ丼」 高田高生が考案した料理 りくカフェで提供始まる 陸前高田
平成31年4月3日付 7面
陸前高田市高田町のりくカフェは、地元の高田高校生が考案した料理を健康ランチとして期間限定で提供している。青少年への食育を目的としたカフェと同校のコラボレーション企画。第1弾メニューは「彩りビビンバ丼」で、5日(金)まで提供する。スタッフは「多くの人に食べてもらいたい」とPRする。
青少年への食育狙いに
考案したのは、同校保健委員会の生徒。りくカフェ自慢の週替わりの健康ランチは、すべて600㌔㌍前後、塩分2・5㌘以下で、野菜・海藻類を150㌘以上使用しており、生徒たちは特別養護老人ホーム「高寿園」の管理栄養士・菅原由紀枝さん監修のもと、栄養バランスなども考慮しながら試作を重ねてきた。
メニューは▽彩りビビンバ丼▽豆腐のキムチ和えのせ▽きのこバター▽コンソメスープ──の4品で、1日から提供が始まった。
メーンのビビンバ丼は、畠山海音さん(2年)が考案。深いり玄米を混ぜた白米のうえに、みそ漬けにした香ばしい豚肉と、ホウレンソウ、モヤシなどのナムル、半熟卵を乗せた食べ応えのある一品。「きのこバター」はシイタケ、エノキ、シメジとタマネギをバターで炒め、「豆腐のキムチ和えのせ」は冷ややっこのうえにキムチであえた薄切りのキュウリをあしらう。
りくカフェは健康料理を提供する飲食事業に加え、介護予防事業にも力を入れており、若い世代にも健康づくりについて考えてもらおうと、スタッフが高校に出向く出張教室を開催している。大船渡高定時制、高田高の2校の生徒考案のメニュー提供も毎年行っており、このうち高田高とのコラボは今回で昨年に続いて2回目となった。
8日(月)~13日(土)には高田高生の第2弾メニューを提供する予定。
りくカフェの鵜浦淳子理事は「若いアイデアが詰まった料理。生徒たちの励みともなるので、ぜひ多くの人に食べてもらいたい」と呼びかけ、「今後はメニュー考案を通じて、『健康な食事とはどのようなものか』と生徒たちに考えてもらえるよう、高校とさらに連携していきたい」と意欲を語る。
ランチの価格は750円(税込み)で、ドリンクセットは950円(同)。ランチタイムは午前11時30分ごろからで、ラストオーダーは午後2時。
問い合わせはりくカフェ(℡22・7311)まで。






