27日に第4期まちびらき 区画整理の工事完了で 夢海公園もオープン 大船渡

▲ 土地区画整理事業の基盤整備完了や夢海公園の完成などを記念し、27日に「第4期まちびらき」を開催

 大船渡市大船渡町の大船渡駅周辺地区「第4期まちびらき」は、27日(土)午前10時からおおふなぽーと第2駐車場などで開かれる。同地区内で進めてきた土地区画整理事業の基盤整備工事完了と、須崎川沿いに整備した「夢海(ゆめみ)公園」の完成を記念するもので、式典や同公園の一部供用開始を予定している。
 東日本大震災で甚大な被害を受けた同駅周辺地区において、市は平成24年に独立行政法人都市再生機構(UR)と事業協定を締結し、25年から土地区画整理事業による復興まちづくりを展開。土地のかさ上げ、宅地の造成、道路や水路など公共施設の基盤整備工事を進め、30年度末をもって完了した。
 また、同年度には須崎川河口付近の左岸側に、新たな憩いの場となる夢海公園を整備。同公園の面積は9484・89平方㍍あり、芝生広場、遊具広場、あずまや、駐車場などを設けている。
 市は28年度から、区画整理事業の進ちょくに合わせて毎年まちびらきを実施。今回の第4期が最後のまちびらきとなり、市、UR、東急・東洋・植木・日本測地・CPC大船渡市大船渡駅周辺地区震災復興事業共同企業体が主催する。
 当日は、おおふなぽーと第2駐車場で竣工式典を開催。大船渡保育園児のししおどり、赤澤鎧剣舞のアトラクションで開会を告げ、7団体への感謝状贈呈、夢海公園の名称採用者に対する表彰、主催者あいさつ、来賓祝辞、工事の経過説明を予定する。
 同11時30分ごろには、夢海公園入り口でテープカットを行い、同公園がオープン。来場者らとともに記念のバルーンリリースを行い、祝福ムードを盛り上げる。
 正午からは、大船渡プラザホテルに会場を移し、レセプションを開催。オープニングアトラクションには、県立大船渡東高校太鼓部が出演する。式典、レセプションには、来賓や関係者ら約100人が出席を予定している。
 夢海公園の供用は、バルーンリリース終了後から。芝生の活着が完了していないため、当面は遊具広場とトイレ周辺のみ利用できる。
 また、おおふなぽーと第2駐車場は現在、式典の準備や会場設営のため駐車禁止となっていることから、市民らに理解と協力を呼びかけている。