あすから待望のGW 気仙3市町で多彩な催し 皇位継承に伴い異例の10連休

 27日(土)から待望のゴールデンウイーク(GW)が始まる。今年は皇位継承に伴い、10連休となる。気仙では大船渡、陸前高田両市の中心市街地にできた商業施設がともに開業2周年を迎え、各行楽地でも多彩なイベントで一年限りの大型連休を盛り上げる。
 盛岡地方気象台の週間天気予報(26日〜5月2日)によると、沿岸部の天気は27日が低気圧や寒気の影響により雨のち曇りで、雪の降るところもあると予報。28日(日)は晴れ時々曇りで、それ以降は曇りの日が多い見込み。29日(月)から2日(木)までの降水確率は30〜40%となっている。
 沿岸部は27日〜2日の期間、最高気温・最低気温ともに平年並みか平年より低め。特に、27日の最低気温は2度ほど、最高気温は6度ほどと肌寒い一日となりそうだ。
 気仙では一昨年4月、「まちの顔」を担う新市街地の商業施設が両市でそれぞれオープン。2周年の節目を迎える今年の大型連休中は、さまざまなイベントで感謝を伝える。
 このうち、大船渡市大船渡町の大船渡駅周辺地区の「キャッセン・モール&パティオ」と「キャッセン・フードヴィレッジ」の2商業施設では27日〜5日(日)、「ありがとう2周年 きゃっせん黄金週間」と題したイベントが開催される。郷土芸能やお笑いのステージ、落語会、春のマルシェ、青空市など幅広い年代を楽しませる多彩な催しを予定している。
 一方、陸前高田市高田町の「アバッセたかた」では27日〜30日、誕生祭を開催。27日午前11時30分から駐車場でくじ付きの餅まきと、子どもを対象とした「おかしまき」を行う。1日〜6日(月)には「GWセール」を行い、アバッセで使える買い物券が当たるゲームなどを実施する。
 各地でも行事がめじろ押し。29日は恒例の五葉山山開きがあり、本格的な登山シーズンの幕開けを告げる。
 1日は、高校球児にシーズン到来を告げる春季東北地区高校野球県大会の沿岸南地区予選が釜石市の平田運動公園野球場で開幕し、6日まで熱戦が繰り広げられる。
 3日(金)には大船渡市大船渡町で加茂神社の式年大祭、同日と4日(土)には住田町世田米で天照御祖神社の式年大祭がそれぞれ挙行され、このうち、加茂神社の五年祭では12年ぶりに手踊りが披露される。
 大船渡市のGWを代表する催し「大船渡碁石海岸観光まつり」は4、5の両日、末崎町の碁石海岸レストハウス前車駐車場を主会場に開かれる。海のまち大船渡ならではのグルメを販売するほか、新たに「ふれあいミニ移動動物園」「碁石海岸写真コンテスト」を行う。
 GW中の気仙の主な行事は別表の通り。