まちの復興を願って 竹駒小の全校児童が防潮堤復旧工事を見学 陸前高田(別写真あり)
令和元年6月15日付 7面
陸前高田市立竹駒小学校(志田知美校長、児童53人)は14日、米崎町の脇ノ沢漁港で防潮堤復旧工事の見学を行った。児童らが工事の現場に足を運び、まちの復興を願いながら防潮堤の仕組みや役割について学びを深めた。
防潮堤工事の見学を通して、復興や地域の発展について考え、地元を愛する気持ちを育てようと、初めて企画。復旧工事に従事する人々の思いに触れ、人とのつながりや、さまざまな仕事の大切さを学ぶことも目的とした。
この日は、全校児童が参加。脇ノ沢漁港海岸の防潮堤復旧工事を行っている東亜・菊池・共立土木JVの職員らが案内役となり、見学が行われた。
はじめに、職員らが防潮堤の構造や役割、現場でどのような作業が行われているのかなどを説明。「この地区の防潮堤は津波で破壊されてしまった」と東日本大震災当時の様子を語り、もしまた大きな津波が来ても被害を最小限に抑えることができるよう防潮堤工事を行っていることを伝えた。
説明を受けた児童たちは「復旧工事はいつ終わるのか」「今までの防潮堤と新しい防潮堤では何が違うのか」などの疑問を積極的に質問し、防潮堤の工事について熱心に学習した。
その後、低学年と高学年に分かれ、工事現場を見学。児童たちは高くそびえ立つ防潮堤を関心深げに眺めていた。
また、現場で使われている重機への試乗や、ドローンを使った記念撮影など、普段できない体験に興味津々の様子だった。
見学終了後には、海辺にいる場合に津波警報が発令されたとの想定で避難訓練も実施。児童たちは先生の指示に従って最寄りの高台に避難し、状況に応じて主体的に考え、自分の命は自分で守ることを学んだ。
児童会長の上部来輝君(6年)は「自分たち市民のために防潮堤の工事を行ってくれてありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
後川優太君(3年)は「津波からまちを守るために多くの人が働いていることを知ることができてよかった」と話していた。





