気仙地区中総体が開幕 全12校の選手が熱戦展開 県大会出場目指し あすまで3市町で9競技

▲ 卓球競技の開会式で大内選手が高らかに選手宣誓=大船渡市民体育館

軟式野球は9年ぶりに大船渡市営球場で試合を実施

 気仙地区中学校体育連盟(会長・松高正俊大船渡一中校長)主催の第66回気仙地区中学校総合体育大会は15日、気仙各地で開幕した。17日(月)まで9競技を実施。初日は8競技が行われ、全12校の代表選手らが県大会の出場権獲得を目指し、熱戦を繰り広げた。
 大会は、各地の中学生選手が日々の研さんの成果を発揮するとともに、選手同士の親睦交流、心身の健全育成などを図る場。上位入賞した団体・個人には県大会への出場権が与えられる。
 実施競技は軟式野球、バレーボール、バスケットボール、ソフトテニス、卓球、サッカー、柔道、剣道、バドミントン。気仙3市町の運動10施設が会場となり、仮設住宅が撤去された大船渡市営球場では9年ぶりの開催となった。
 初日はサッカー以外の8競技を実施。
 このうち、大船渡市盛町の市民体育館では卓球競技が行われ、開会式で中体連卓球専門部長の石橋和彦大船渡中学校長が「これまでの練習の成果を試す日が来た。東北、全国へと続く大会でもあり、一人でも多くの選手が快進撃を見せてくれることを願っている」とあいさつ。
 来春、大船渡一への編入統合を控えている越喜来の大内蓮選手(3年)が「日ごろの練習の成果を存分に発揮し、今日ここで競技できるということに感謝し、正々堂々戦い抜きます」と選手宣誓を行った。
 各会場では、選手らが団体戦や個人戦で真剣勝負に挑んだ。雨が降った屋外競技の会場でも、訪れた多くの応援団やチームメートからの熱い声援を受けながら、全力プレーで勝利を目指していた。
 16日は柔道、剣道、バドミントン以外の6競技、17日は軟式野球競技を行う。雨天順延。
 大会結果は後日掲載予定。