「すみたの季節」発信 関係人口創出へ広報誌発行 住田町

▲ 最新号となる「すみたの春」は、まち家世田米駅などで配布中

 住田町は本年度、町内の季節ごとの動きなどを伝える広報誌「住田町の今をお届けします」を年4回発行する。色鮮やかな写真をふんだんに使った構成で、町外からの来訪者が住民交流やイベントを楽しむ姿などを紹介。町役場や、世田米のまち家世田米駅に置くほか、町ホームページからもダウンロードできる。
 広報誌の発行は、関係人口創出推進を目指す取り組みの一環。地域や住民と多様に関わる人々を増やし、地域活性化や魅力発信などにつなげる狙いがある。
 昨年度は夏号、秋号、冬号の3種類を作成。本年度は先月に春号が完成し、季節が一巡した。
 春号では愛知県の企業による新入社員研修や、まち家世田米駅で行われた3周年イベントを紹介。さらに世田米商店街を主会場とした式年大祭の特集ページでは、出身者や住田につながりがある首都圏在住者が目立ったことにもふれている。
 編集委託を受けている同町の一般社団法人・SUMICAの菅原優衣さん(26)は「今後も楽しそうな雰囲気が伝わるような広報誌をつくりたい」と話す。夏号の発行は、8月ごろを予定している。