基幹産業への関心高めて 『新規漁業就業ガイド』発行 大船渡市の協議会
令和元年6月27日付 7面
大船渡市漁業就業者確保育成協議会(会長・岩脇洋一市漁協代表理事組合長)は、漁業の担い手確保や育成対策の一環として『新規漁業就業ガイド』を発行した。大船渡の基幹産業でもある漁業に就業するまでの方法や各種支援制度、市内の新規漁業就業者のインタビューなどを収めたもので、ポスターとチラシも作成。同協議会ではこれらを市内外に配架、掲示するなどし、漁業の担い手確保につなげていきたいとしている。
担い手確保策の一環で
漁業就業者確保育成協議会は、年々進行する漁業の担い手減少に歯止めをかけ、就業者の確保、育成を通じて水産業の発展や漁村の活性化を図ろうと平成28年に設立。市、市内沿海漁協、県、岩手大学、北里大学などの関係機関で構成している。
担い手確保策の協議を進める中で、漁業に就業するまでの方法や各種支援制度などの情報を広く発信しようと、初めて広報物の作成を企画。30年度の事業として『新規漁業就業ガイド』としてまとめたほか、チラシ、ポスターも製作した。
『新規漁業就業ガイド』はA4判カラー16㌻で、1000部を作成。「漁師への道」と銘打ち、大船渡の主な漁業の紹介や、漁師になるための方法、各種補助制度などを掲載した。図解や写真をふんだんに使い、漁業になじみのない人にも理解しやすく、興味を持ってもらえるような内容に仕上げた。
このうち、「大船渡市の漁師が営んでいる漁業」の話題では、定置網漁業、サンマ棒受網漁業といった漁船漁業、ホタテガイやワカメなどの養殖業と、八つの仕事を紹介。それぞれ仕事の主な内容に加え、就業形態や操業パターンなども示した。
また、就業から1〜4年の新規漁業者4人の生の声も収録。4人はなぜ漁業を選んだのか、どのような仕事をしているかを語り、先輩漁業者として漁師を目指す人にメッセージも送っている。
協議会では、ガイドの表紙と同じデザインのチラシ(A4判フルカラー両面刷り、5000部)とポスター(B2判フルカラー、300部)も製作。チラシの裏面には、平成30年度に創設した「意欲ある浜の担い手支援事業費補助金」の概要と、新規漁業者の紹介記事を掲載している。
ガイドやポスター、チラシは、市内沿海漁協の窓口や公共施設、市外の県関連施設、水産関連学校、道の駅などに順次配架、掲示。また、首都圏等で開催される漁業就業支援フェアで参加者らに配布し、担い手確保の手段として活用を図っていく。
戸田公明市長は「こういう取り組みは今回初めてになるが、広く認識され、若い人たちが漁業の現場に加わってくれることを心から望んでいる」と話している。





