おまたせ〝夏の使者〟 今季初のカツオ水揚げ 大船渡市魚市場(動画あり)
令和元年7月24日付 7面

大船渡市魚市場に23日、今季初めてカツオが水揚げされた。気仙沼沖で漁獲された21・6㌧で、昨年より1カ月ほど遅れての〝夏の使者〟登場に、場内は活気づいた。
カツオの漁場は例年、茨城県から三陸沖周辺まで北上し、同魚市場でも6月中に水揚げされて夏漁の到来を知らせているが、今季はこれまでになく水揚げが遅れていた。
この日、カツオを初水揚げしたのは静岡県沼津市の巻き網船「第二十八浜平丸」(柴崎順一船頭)。午前6時前に水揚げ作業が始まり、氷詰めされた船倉から黒光りするしま模様の魚体が次々と姿を現した。ベルトコンベヤーに載せられたカツオは、職員らの手によって選別されたうえで、タンクに入れられていった。
同日水揚げされたのは、中小サイズ(1・8~2・5㌔以下)主体で、入札の結果、1㌔当たりの最高値は350円となった。
柴崎船頭(61)は「脂ののりは悪くない」としながらも、「例年の3~4割ぐらいしか魚がおらず、漁場が北上してくるのも遅かった。これから取れればいいが」と険しい表情をみせた。
同市魚市場を運営する大船渡魚市場㈱では平成12年から、国内有数のカツオ水揚げ拠点で日曜開場に取り組む気仙沼魚市場が休場の場合にカツオ船を受け入れてきており、日曜水揚げの〝サンデーカツオ〟として親しまれているが、同年以降、ここまで水揚げが遅かった年はないという。
同社の佐藤光男専務は「今後、順調に取れていってほしい。きょうのカツオ水揚げをきっかけに、夏漁に弾みがついていけば」と、今後の豊漁に期待を込めた。
大船渡市魚市場へのカツオ水揚げは、8月に入ってから本格化していきそうだ。
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