校歌は赤崎、校章は綾里に 新中学校に引き継ぐ 統合推進協で決める 大船渡

▲ 校歌と校章を選定した学校統合推進協

新校に引き継ぐ綾里中校章

 大船渡市の赤崎・綾里地区学校統合推進協議会(金野律夫会長、委員24人)は29日夜、赤崎中学校で第5回会議を開いた。赤崎、綾里両中学校の統合による新校の校名、校歌、校章の選定にあたり、協議会の総務部会がたたき台を示し、出席委員から意見を求めた。その結果、校歌は赤崎、校章は綾里のものをそれぞれ引き継ぎ、校名は総務部会が示した4案の中から選ぶこととした。
 同協議会は、令和3年4月に赤崎、綾里の両中学校が新設統合して新たな学校をつくるにあたり、新校の名称、校歌、校章の選定、通学の安全確保などを検討する機関。第5回会議には委員20人のほか、市教委の小松伸也教育長、金野高之学校統合推進室長らが出席した。
 赤崎中校舎の見学、新任委員への委嘱状交付、小松教育長のあいさつのあと協議に入り、校名、校歌、校章の選定にあたってたたき台の検討を進めてきた総務部会の菅生裕之部会長が報告を行った。
 総務部会では、これまでの推進協で示された「現在受け継がれている両校の文化・伝統で、良いものを有効活用した方がよい」とする方向性を確認。そのうえで、2回の会議を開き、検討を進めた。
 校名案は、4月に行った小中の保護者アンケート結果を参考に、新設統合であることから現校名や地名を使わない名称を選定。
 市の東方に位置する学校として、高い志を持ち、太平洋にのぞむ日のいずる東から大きく羽ばたいてほしいとの願いを込めた「大船渡東」と「東」、市内で2番目に統合する中学校として「第二」、〝東〟に学友や仲間、優れているなどの意味がある〝朋(とも)〟を加え、朋と学びながら発展するという意味の「東朋(とうほう)」の4案を示した。
 校歌と校章は、綾里の校歌には校名が入っている、赤崎の校章は地名のローマ字表記をもとにしているとの理由から、使用は難しいと判断。校歌には校名が使われておらず、歌詞に新生日本を築く世界に誇れる人材育成の願いが込められている赤崎がふさわしいとした。
 校章は、校名を表しておらず、両校の伝統を残していくことを考慮し、綾里が望ましいと提案。参考意見には新設統合後の由来・意味も付した。
 それによると、綾里の校章の背景にある三角は、地区内の立石山、大森山、八ヶ森を表現。新設統合後の校章ではこれを赤崎、蛸ノ浦、綾里の3地区として表し、「互いに手を取り合い、切磋琢磨(せっさたくま)することを意味し、その中に波と飛翔する白鷗をデザインしている」とした。
 委員らからの意見聴取の結果、校歌と校章は提案内容に賛成する声が多く、校歌は赤崎、校章は綾里のものを引き継ぐことで決定。校章の由来も総務部会の提案内容を使用することとした。
 校名は、総務部会が示した4案から選定すると決定。次回以降の協議会で話し合いを進めていく。