宵闇を山車が彩る 盛町灯ろう七夕まつり 大船渡(別写真あり)

▲ 駅前通りに山車が集まり、幻想的な光景を演出した

 【一部既報】大船渡市の盛町灯ろう七夕まつり(同町夏まつり実行委員会主催)は6、7の両日、さかり中央通り商店街を主会場に開催された。七夕山車運行や道中踊り、盛こども園児による引き七夕が行われ、市内外からの来場者が夏の風物詩を満喫した。
 初日の6日は午後6時ごろから、盛駅前通りでオープニングセレモニーを実施。実行委の水野公正委員長、来賓の戸田公明市長のあいさつに続き、「願いごと風船リリース」を実施。震災後から支援を続ける安城七夕まつり協賛会によるもので、住民や関係者が一斉に放ち、空に舞い上がる色とりどりの風船に大きな歓声を上げた。
 その後、祭組の七夕山車が駅前通りに集結。宵闇の中で淡い光を放ち、夏の夜を彩った。
 商店街通りでは地域住民やボランティア、地元企業による道中踊りが繰り広げられたほか、会場内には盛青年商工会などによるミニ縁日なども設けられ、多くの人でにぎわった。
 2日目は、恒例の盛こども園児による引き七夕でスタート。昨年とは打って変わった好天の中、園児たちは「よーい、よいど」と元気な声を響かせながら山車を引き、沿道で見守る地域住民や保護者が子どもたちのかわいらしい姿に目を細めていた。
 午後には七夕山車も運行され、引き手の住民らが暑さにも負けずに商店街を練り歩いた。