大船渡一(男子)高田東(女子)がV 気仙地区中学校駅伝競走大会 住田で(別写真あり)

▲ 学校代表の誇りを胸に飛び出す男子1区の選手たち

12校の精鋭が力走

 

 令和元年度気仙地区中学校駅伝競走大会兼岩手県中学校駅伝競走大会予選会(同地区中体連、気仙3市町教委主催)は24日、住田町営野球場周回コースで行われた。オープン参加を含め、気仙12校から男子21チーム、女子15チームが出場。男子は大船渡一が3連覇、女子は高田東が6連覇を達成した。
 長距離を完走する気力と体力を養い、スポーツ精神の高揚を図るとともに、気仙地区内中学校相互の融和を図ろうと毎年開催。男女とも気仙の全12校がエントリーし、これに男子9、女子3のオープン参加が加わった。
 開会式は社会体育館で開催。選手を代表し、有住の佐藤太生選手(3年)が「仲間とともに一本のタスキをつなぎ、すべての人々への感謝を胸に走る」と、力強く宣誓した。
 男子は6区間計18㌔で、全区間とも3㌔。女子は5区間計12㌔で、1区と5区は3㌔、2~4区は2㌔で争われた。
 スタート、ゴール、中継点はいずれも同球場付近に設けられ、昭和橋を渡り世田米商店街などを駆け抜ける周回コースで行われた。
 この日は久しぶりに晴れ間がのぞき、今夏の猛暑を象徴するかのように気温も上昇。選手たちは大粒の汗を光らせながら母校のタスキをつなぎ、住田路に活気を呼び込んだ。
 また、本年度末で閉校する大船渡市の越喜来、吉浜、日頃市は今回が最後の出場。沿道に詰めかけた学校関係者や保護者らは、さまざまな思いを巡らせながら力走を見守った。
 女子の部は、高田東が1区でトップに立つと中盤も首位を守り、終盤に引き離した。続く男子は、大船渡一が全区間で区間賞を獲得する独走で、優勝を飾った。
 県大会は、10月4日(金)に花巻市で行われる。男子は大船渡一と2位の末崎、女子は高田東と2位の大船渡が挑む。
 男女の総合順位は次の通り。区間順位などは後日掲載予定。
 【男子】
 ▽学校代表①大船渡一(白石青葉、水野杏慈、佐藤佑紀、今野柚輝、斉藤風太、金野礼慈)57分57秒②末崎(志田哉希、紀室大翔、古館純季、村上雅弥、浅野翔哉、熊谷翔)1時間0分18秒③高田第一1時間1分3秒④大船渡1時間2分44秒⑤高田東1時間3分57秒⑥綾里1時間4分32秒⑦有住1時間4分52秒⑧赤崎1時間5分21秒⑨越喜来1時間6分7秒⑩日頃市1時間6分13秒⑪世田米1時間9分22秒⑫吉浜1時間9分54秒
 ▽オープン参加(全区間出場チームのみ)=大船渡一1時間3分17秒、大船渡1時間6分27秒、高田第一1時間6分35秒、赤崎1時間9分4秒、吉浜1時間13分57秒、世田米1時間20分17秒
 【女子】
 ▽学校代表①高田東(金野清佳、吉田侑生、佐々木由海、村上さくら、長野桜帆)49分20秒②大船渡(新沼雅子、永澤丈佳、金野莉緒奈、新沼星麗奈、柴谷美沙子)50分2秒③大船渡一50分20秒④高田第一50分27秒⑤末崎52分42秒⑥有住53分28秒⑦綾里53分46秒⑧越喜来54分46秒⑨赤崎54分54秒⑩吉浜55分7秒⑪世田米55分12秒⑫日頃市1時間1分21秒
 ▽オープン参加(全区間出場チームのみ)=大船渡53分4秒、高田第一54分35秒、赤崎59分15秒