2019住田町議選/事前審査に12陣営 告示まで1週間切る

▲ 17日の届け出に向け、町職員から書類チェックを受ける陣営関係者

連続無投票に現実味

 

 17日(火)告示、22日(日)投開票の住田町議会議員選挙(定数12)に向けた立候補予定者事前審査は10日、町役場で開かれた。出席したのは、定数と同じ12組。先月20日の候補予定者説明会に出席した男性は姿を見せず、不出馬を決めた。告示まで残り1週間を切ったが、12陣営以外に擁立の動きは見られず、4年前の前回選に続く無投票が現実味を帯びてきた。
 事前審査は立候補の届出手続きをスムーズに行えるよう、告示前に関係書類などのチェックを受けるもの。候補者本人や陣営関係者が出席した。
 審査では選管委員が見守る中、担当職員は書類記載に誤りがないかを入念に確認。告示まで1週間に迫り、緊張感が漂った。
 今月30日(月)の任期満了に伴う今回の町議選は、昭和30年の町制施行後通算17回目。
 立候補を予定しているのは、現職11、新人1の計12人。いずれも男性で、党派別では無所属が11人で、日本共産党が1人。地区別でみると世田米6人、下有住2人、上有住4人となっている。
 平成27年の前回選は、定数12となって2回目の選挙。現職出馬は11人で、新人は勇退議員の後継として挑んだ1人にとどまり、初の無投票に終わった。今回も現時点では、無投票の可能性がある。
 8月20日に行われた候補予定者説明会では、12陣営に加え、出馬を検討していた上有住在住の男性(67)も出席し、届け出に必要な書類を受け取った。
 しかし、事前審査には姿を見せず、不出馬を固めたことを明らかにした。
 東海新報社の取材に対し、この男性は「思いはあったが、身近な人たちと相談し、出馬しないことを決めた」と話した。新たな候補擁立に動く考えもないという。
 町選管では11日以降も、書類配布や記入方法などの相談には応じる方針。立候補の届け出は、告示の17日午前8時30分〜午後5時に役場町民ホールで受け付ける。
 1日現在の有権者数は4802人(男2343人、女2459人)。前回選告示前日(20歳以上)と比べ、362人少ない。
 地区別の立候補予定者(五十音順)は次の通り(数字は年齢、丸数字は当選回数)。
 【世田米】
阿 部 祐 一66無現④
荻 原   勝60無現①
菅 野 浩 正72無現②
佐々木 信 一58無現②
佐々木 初 雄75無現①
瀧 本 正 德71無現②
 【下有住】
佐々木 春 一66共現③
高 橋   靖63無現⑤
 【上有住】
菊 池   孝72無現④
林 﨑 幸 正68無現④
水 野 正 勝33無新
村 上   薫67無現④