プロ球団との面談開始 大船渡高の佐々木投手 まずヤクルトとロッテ

▲ 報道陣の取材に応じるヤクルトの斉藤スカウト

 2日にプロ野球志望を表明した大船渡高校の佐々木朗希投手と国内球団との面談が3日、始まった。佐々木投手は同日、大船渡市猪川町の同校でヤクルト、ロッテ2球団のスカウトと面談し、球団の育成方針や施設面について説明を受けた。注目のドラフト会議は17日(木)に行われる。

 

育成方針などの説明受ける

 

 面談には野球部の監督や部長らも同席。一番乗りの㈱ヤクルト球団編成部スカウトグループの斉藤宜之氏は、およそ50分間面談した。育成方針や施設の説明をしたところ、「熱心に聞いてくれた」(斉藤スカウト)という。
 佐々木投手については「世界の宝になっていく選手」と、その評価の高さを口にした。
 ㈱千葉ロッテマリーンズからは球団本部編成部スカウトグループの永野吉成チーフスカウトと担当スカウトの柳沼強氏が臨んだ。
 ロッテ側も育成方針や施設面について説明したといい、面談を終えた永野チーフは「東北の方独特の落ち着きというか、粘り強さ、重さを感じた。投手らしいタイプだと思う」と印象を語ったうえで、「体力という課題はあるが、それはどの高校生にもいえること。それをクリアすれば日本を代表するピッチャーになれる」と語った。
 佐々木投手は大船渡高入学後、1年夏の県大会で球速147㌔をマークし、注目を集めた。球速は2年夏の時点で150㌔を超え、早くからドラフト上位候補に名を連ねていた。
 さらに、今年4月の「WBSC U─18ベースボールワールドカップ」日本代表の研修合宿では高校生最速の163㌔を記録。その素質を一目見ようと、国内プロ球団だけでなく、米メジャーリーグからもスカウトが視察に訪れていた。
 2日にリアスホールで開かれた進路表明会見で、佐々木投手は1日にプロ野球志望届を県高野連に提出したことを明らかにし、「レベルの高いところで野球をしたい」と、プロ志望を決断した理由を説明。「12球団どこでもがんばりたい」とも語った。
 プロ野球志望届の受け付けは3日に締め切られた。日本高野連によると、同日午後5時までに高校生は佐々木投手を含む139人が届け出を行った。
 この中で、佐々木投手は複数球団からの1位指名が予想される今ドラフトの目玉で、指名の行方に大きな注目が集まっている。