寒さを吹き飛ばせ! 町内の小学生参加 五葉で「ふゆのうんどうかい」 住田(別写真あり)
令和2年1月9日付 7面
住田町教育委員会による町内の小学生を対象とした「すみたコミュニティスクール」は8日、「ふゆのうんどうかい」と題し、五葉地区公民館で行われた。児童たちはさまざまな団体戦を通して汗を流し、雪景色に包まれた外の寒さを吹き飛ばす熱戦を展開。学校の枠を超えた運動を通じて、チームワークの大切さも学んだ。
紅白対抗で熱戦相次ぐ
冬休みに合わせ、子どもたちが楽しく参加できる体験をしてもらおうと企画。世田米、有住両小学校の児童30人余りが参加した。 各地区の集落支援員や地域おこし協力隊員らが運営役にあたり、多彩なプログラムを企画。赤組、白組に分かれた対抗戦で行われ、得点板は旧下有住小で使われていたものを用意するなど、小学校や地区ごとの運動会に負けない工夫がこらされた。
腰につけたひもを取り合う「しっぽ取り」やボール送り、玉入れ、大玉転がし、紅白対抗リレーなど6種目を実施。このうち、ボール送りは各組が1列に並んで速さを競うシンプルなルールだが、少しでも早くゴールしようと一人一人が立つ間隔を狭めて臨むなど、両組とも作戦を立てて臨んだ。
また、大玉転がしは、持ち上げたシートの上を移動させてゴールに入れるルール。素早く入れたチームはハイタッチを交わし、喜びを分かち合った。
前日夜からの降雪で、山あいに位置する公民館周辺は銀世界に包まれた。体育館の窓越しに広がる山肌も白銀に包まれ、冬本番を感じさせる中での開催となったが、体育館では寒さを吹き飛ばすハツラツプレーが相次いだ。
有住小4年の佐々木友愛さん(10)は「今年初めての参加なので、楽しみにしていた。みんなと協力し合いながらできた」と話し、笑顔を見せていた。