寒さを吹き飛ばせ! 町内の小学生参加 五葉で「ふゆのうんどうかい」 住田(別写真あり)

▲ 窓越しに広がる雪景色を背にさまざまな団体戦に臨んだ子どもたち

 住田町教育委員会による町内の小学生を対象とした「すみたコミュニティスクール」は8日、「ふゆのうんどうかい」と題し、五葉地区公民館で行われた。児童たちはさまざまな団体戦を通して汗を流し、雪景色に包まれた外の寒さを吹き飛ばす熱戦を展開。学校の枠を超えた運動を通じて、チームワークの大切さも学んだ。

 

紅白対抗で熱戦相次ぐ

 

 冬休みに合わせ、子どもたちが楽しく参加できる体験をしてもらおうと企画。世田米、有住両小学校の児童30人余りが参加した。  各地区の集落支援員や地域おこし協力隊員らが運営役にあたり、多彩なプログラムを企画。赤組、白組に分かれた対抗戦で行われ、得点板は旧下有住小で使われていたものを用意するなど、小学校や地区ごとの運動会に負けない工夫がこらされた。
 腰につけたひもを取り合う「しっぽ取り」やボール送り、玉入れ、大玉転がし、紅白対抗リレーなど6種目を実施。このうち、ボール送りは各組が1列に並んで速さを競うシンプルなルールだが、少しでも早くゴールしようと一人一人が立つ間隔を狭めて臨むなど、両組とも作戦を立てて臨んだ。
 また、大玉転がしは、持ち上げたシートの上を移動させてゴールに入れるルール。素早く入れたチームはハイタッチを交わし、喜びを分かち合った。
 前日夜からの降雪で、山あいに位置する公民館周辺は銀世界に包まれた。体育館の窓越しに広がる山肌も白銀に包まれ、冬本番を感じさせる中での開催となったが、体育館では寒さを吹き飛ばすハツラツプレーが相次いだ。
 有住小4年の佐々木友愛さん(10)は「今年初めての参加なので、楽しみにしていた。みんなと協力し合いながらできた」と話し、笑顔を見せていた。