児童の声が校舎に響く 3学期がスタート 気仙(別写真あり)

▲ 教室で友だちと明るい声を響かせる児童ら

 気仙3市町の7小学校で16日、3学期の始業式が行われ、冬休みを終えて久しぶりに登校した児童らの声が校舎に響いた。児童らは、休み期間中の思い出を振り返りつつ、新年度に向けて目標を立て、最終学期の学校生活をスタートさせた。

 

7小学校で始業式


 このうち、大船渡市の立根小学校(千田晃一校長、児童195人)の始業式では、千田校長が全校児童の前で書き初めを披露し、「和」と揮毫(きごう)。「みんながにこにこと和み、穏やかに過ごせる学校をつくることが私の目標。進級や進学を控えるみなさんも目標を持って、一年間元気に学校生活を送ってほしい」と呼びかけた。
 次いで、佐々木ほのさん(1年)、佐々木和奏(わかな)さん(3年)、志田明(めい)さん(5年)の3人が、冬休みの思い出と、3学期の目標をそれぞれ発表。全員で校歌も斉唱し、明るい歌声を響かせた。
 式後、各教室では、児童らが冬休みの工作や自由研究を発表したり、宿題を提出するなど、休み中の成長や思い出を担任の先生に伝えた。
 上村詩織さん(2年)は「冬休みの思い出は、いとこと一緒に八幡平でスキーをしたこと。転ばないように気をつけながら頑張って滑った。3学期の目標は、かけ算の九九を全部覚えることです」と張り切っていた。
 気仙では、14日から各小学校で始業式が行われている。17日は気仙両市の8小学校、20日は大船渡市の2小学校で行われる。