全国選手権へ活躍誓う バスケU15ブルズユースの志田君と佐々木君
令和2年2月6日付 6面

プロバスケットボールBリーグ3部(B3)の岩手ビッグブルズU15ユースの一員として、大船渡市立末崎中学校の志田哉希(かなき)君(3年)と陸前高田市立高田第一中学校の佐々木知弥君(同)が、3月に開かれる全国U15バスケットボール選手権に臨む。「自分の力を最大限出し切る」などと抱負を語る。
ポジションは2人ともポイントガード(PG)。志田君はスピードを生かしたドライブを得意とし、佐々木君はオフェンス、ディフェンス両面で泥くさいプレーもこなせるのが持ち味。ともに学校では主将としてチームをけん引した。
ビッグブルズユースには、昨年2月に行われた選考会を経てメンバー入り。佐々木君は「ユースに決まったときはうれしすぎて叫んでしまいました」と笑い、志田君は「プロチームのユースなので、礼儀を含めて恥ずかしくない行動をしないといけないと思った」と振り返る。
精鋭集団の一員として遠征などを重ね、技術面だけではなく、自信もつけた。今月1、2の両日、陸前高田市で開かれたビッグブルズと豊田合成による首位攻防戦も応援し、「ガードのプレーをよく見て生かしたい」などと熱心に観戦した。
3月に東京都で行われる全国U15選手権に向け、志田君はドリブルに加え、シュート精度の向上に励み、佐々木君は当たり負けしないようフィジカル面の強化に力を入れている。
志田君は「ガードとして声をしっかり出し、相手を圧倒できるよう頑張る。自分のプレーを出し切りたい」と決意。
佐々木君は「チームの雰囲気もいい。1月にあったBリーグU15の大会では9位に終わったので、次はさらに上位を目指す」と健闘を誓う。