通常保育を再開 新型ウイルスで閉所 世田米学童クラブ 住田(別写真あり)

▲ 屋外で元気に遊ぶ子どもたち

 新型コロナウイルスの影響により先月3日から閉所していた住田町世田米の世田米学童クラブ(紺野忠会長)は1日、通常保育を再開した。再開初日は小学1年生から6年生まで合わせて14人が利用。およそ1カ月ぶりの再開に、子どもたちは屋外で遊ぶなどしながら元気な姿をみせた。
 同クラブは、町教委からの要請に基づき先月3日から原則閉所となったが、保護者の要望に応える形で1日1~2人を受け入れ。3月末までで延べ約30人が利用した。
 ほとんどの保護者が共働きしている中、閉所中は祖父母らに子どもたちを預ける保護者も多かったが、クラブ側では町や学校と連絡を取り合いながら子どもたちの情報を共有・把握してきた。
 1日からの再開に当たっては、国の示したガイドラインに準じて活動するよう町から要請があったことから、保護者に対して、子どものマスク着用(手作りでも可)厳守や、学童で検温して37・5度以上の発熱がある場合は直ちに迎えに来ること、その際は隔離スペースがないので迎えが来るまでの間は職員の車で待機していることなどの対応を通知した。
 この日は、同クラブが拠点としている「ふれあい館」で1~3年生、4~6年生は生活改善センターを利用。こまめな換気や屋外での遊び、手洗いの徹底、手洗い後は使い捨てのペーパータオルを使用するなど、感染予防対策を行いながら受け入れに当たった。
 初めて学童クラブを利用した山内愛依さん(世田米小 年)と菅野結心さん(同)は「楽しかった。あしたも来たい」と笑顔。
 姉と一緒に訪れた紺野桃さん(同)は「ドッジボールや折り紙で遊びました。友達もできて楽しかった」と話し、元気な声を響かせていた。
 同クラブでは「閉所の際にも各家庭には感染防止へのご理解、ご協力をいただいた。今後も、感染防止には細心の注意を払っていきたい」としている。